万全の戦略で対応しなければ、教員採用試験で圧倒的に不利に響く3つの場合とは??

旧ブログ記事
教員採用試験は、本質的には、ライバル受験者との競争です。

ライバル受験者が選ばれて合格するか、自分が選ばれて合格するかの勝負です。

今日は、少し厳しめにお話をスタートしましょう。

「頑張っていれば、そのうちなんとなる。」ということは、まずあり得ません。

どんなに頑張っても、選ばれる要素がなければ、合格しません。

戦略なき努力は、無駄に終わります。

嫌な言い方ですが、真実です。

さて、今日は、万全の戦略で対応しなければ、教員採用試験で圧倒的に不利に響く3つの場合について、お話しましょう。

その3つの場合とは、

1.学生以外で(つまり、社会人で)、「教員免許取得見込み」で、教員採用試験を受験する場合。

2.大学卒業後、複数の民間企業を1,2年ごとに何度も転職している場合。

3.大学卒業後、教職以外の仕事に数年以上就いていて、その仕事内容が、教採で志望する教科とまったく関係がないものである場合。

です。

まず、1番目の「学生以外で(つまり、社会人で)、「教員免許取得見込み」で、教員採用試験を受験する場合」です。

現役の通常の学生さんなら、「教員免許取得見込み」で受験するのは、当然であり、自然です。まだ、大学を卒業していないうちに、教採を受けるのですから、全員が「取得見込み」で受験します。このことが不利になることは、決してありません。

しかし、既にひとつの大学を卒業して、社会人をしながら、通信制の大学などで教員免許を取得している場合は、原則として、免許取得後に受験するのが本筋です。

確かに、「習得見込み」でも教採の願書は出せますし、教採受験もできますが、合格することは、なかなか難しいのが現状です。かなり試験成績が良くても、不合格になることがしばしばです。

社会人は、教員免許を取得してから、教採を受験するというのが大原則です。取得見込みでもなんとかなるだろうというのは、極めて甘い考え方です。

ただし、これには、いくつかの例外があります。

まず一つ目の例外は、例えば、中高のいずれかの教科の免許を既に取得していて、小学校の免許が取得見込みで受験しているような場合です。もちろん、この場合ですら、若干は、不利であることは否定できません。でも、既に一つは教員免許を持っているということで、合格可能性は上がるようです。

もう一つの例外は、圧倒的に魅力的なバックグラウンドを持っているような場合です。教員免許は取得中で、受験時には「取得見込み」で、それ以外の教員免許は持っていなくても、その人に、ものすごく魅力的な何かがあれば、合格することは可能です。

例えば、青年海外協力隊に2年間参加して海外にいたとか、ポルトガル語がペラペラであるとか、輝かしい受賞歴や経歴があるとかなどです。こういうバックグラウンドがあれば、「免許取得見込み」でも、充分に合格することが可能です

では、そのような圧倒的に魅力的なバックグラウンドがない場合は、どうするかという話になってきますよね。ここで、何も戦略的な対応をしなければ、まず不合格です。

だって、社会人なのに免許を持っていない、そして、他のライバル受験者はみんな免許を持っている、こういう場合に、免許を持っていない人を採用することなんて、まずありませんよね。

皆さんだって、同じ自動車で、同じ種類で、同じ値段なら、カーナビやカーステレオが付いている車と、付いていない車のどちらを買いますか?もちろん、付いている方ですよね。

教員免許だって同じことです。現在、持っているかいないかは、採用の時に、大きなファクターになります。学生ならばいたし方ないことでも、社会人ではそうはいきません。

それに、学生の取得見込みの場合は、まず必ず取得しますが、社会人の取得見込みの場合は、単位獲得などの問題で、取得できない場合も多いのです。教採に合格させたけれど、結局、教員免許が取得できなかったという例が、かなりの数にのぼるのが、社会人の「取得見込み」なのです。

だから、戦略的な作戦の立案が必要になるのです。採用側が、どうしても欲しい・合格させたいと思うような理由を築き上げるのです。もちろん、ウソはつけませんから、現在までの経験や経歴の中で、何をどのようにアピールすれば、上に述べたような輝かしいバックグラウンドに引けを取らないものになるかを考え、自分の魅力の打ち出し方を戦略的に立案していくのです。

これをやれば、かなりの可能性で、合格を勝ち取ることができます。

社会人で教員免許を「取得見込み」の人は、このような戦略的な作戦の立案が必須です。それなしには、合格は不可能だと言っても過言ではありません。もちろん、圧倒的に魅力的なバックグラウンドがあるのであれば、話は別です。

2番目の、「大学卒業後、複数の民間企業を1,2年ごとに何度も転職している場合」というのも、かなり不利になります。民間企業にいたことが悪く見られるということではなく、ひとつの会社であまり長続きがしていないという風に見られるのが不利に働くわけです。

しかし、事実は事実ですから、ウソを履歴書に書くわけにはいきません。事実は事実のままに書く義務があります。

事実を記入した上で、なぜ転職したのか、また、自分はこれまでどのような「核」を持って働いてきたのかを、戦略的に語れるように準備をしておかなければなりません。

単に、いろんな会社でいろんな仕事をしましたでは、教採においては(恐らく、どの就職活動においても)、極めて不利になるのが現実です。

ですから、この場合でも、戦略的なアピールの仕方、戦略的な語りの準備が絶対的に必要なのです。

3番目の、「大学卒業後、教職以外の仕事に数年以上就いていて、その仕事内容が、教採で志望する教科とまったく関係がないものである場合」というのも、戦略的な準備が必要です。

大学卒業後、数年以上、民間企業にいたこと自体は、必ずしも圧倒的な不利な要因にはなりません。

例えば、大学卒業後、数年以上、民間企業でシステムエンジニアをしていて、高校情報の教員を志望するというのであれば、むしろプラスに働くことも多いでしょう。

しかし、これまでの民間企業での仕事内容、業務内容が、これから受験する教採の志望科目とまったく何も関係がなさそうな場合は、戦略的な思考をして、アピールの仕方を立案しないと、単なる「リストラ対策」、「安定志向の転職」と見られてしまうでしょう。

「リストラ対策」や「安定志向」の転職が悪いとは言いませんが、ライバル受験者との比較においては、あまり好意的に受け取られないことは、確実でしょう。

すべては、ライバル受験者と比べて、あなたの方が、よりよい人材に映るかどうかいうことが、合格の決め手です。

ライバル受験者と比較して、あなたの方が、なにか「うさんくさい」、「問題がありそうだ」と思われたら、そこで、ゲームオーバーです。

広島教採塾は、こういった場合の戦略立案を真剣にアドバイスしています。

さすがに、連戦連勝とは言えませんが、それでも、こういった不利な要素を持っている方に多く合格していただいています。

単なる教採受験科目の指導や、ありきたりの面接対策では、合格しないと思われる人に、徹底して個別の助言と提案をしてきました。その結果、かなりの方に合格を勝ち取っていただいています。

教採合格へのご支援は、オートメーションの大量生産方式ではできません。

職人芸の一人一人の状況に合致した、戦略的なオーダーメードのご支援が必要なのです。

広島教採塾の各講座が、集団講座でも少数精鋭主義を採っているのは、このためです。

不合格を合格にする、言い換えるならば、不可能を可能にする、教採合格戦略を一人一人の背景に合わせて、立案・提供することが、私の仕事だと思っています。

自分の背景では、合格は難しいと不安に思っている方は、是非、広島教採塾で学んでください。

不合格を合格に、不可能を可能にするお手伝いをさせていただきます!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

—–

コメントはまだありません

コメントを残す

旧ブログ記事
4月は「レトリカル・パフォーマンス」の特訓で、教員採用試験の面接で絶対合格を狙います!!

レトリカル・パフォーマンスという言葉をご存知でしょうか?   あまり広く使われている言葉で …

旧ブログ記事
川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!自己アピール添削のプチ個人レッスンを東京で開講!!

川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!     川上による自己アピール添削の …

旧ブログ記事
これから1ヶ月余りは、Ryoさん三昧!!Ryoさんからパフォーマンスの力を学びましょう!!

これから1か月余りは、まさに、Ryoさん三昧です!!       &n …