1. 教育への「想いと志」が欠けている。
2. 人に選ばれる・好感を持ってもらえる表情、雰囲気、話し方ができていない。
3. そもそも、面接の演習の仕方が効果的・効率的・戦略的でない。
1の、教師への「想いと志」が欠けている、というのは、これはもう致命的です。
私のところに相談してくる人の中にも、このタイプの人がいます。そういう人は、教育への想いや志や、自分の強みや弱みを語りません。そういう人が語るのは、「自分はもう年齢的にも、早く合格しなければならない。」とか、「家庭の事情でどうしても正採用になりたい。」とか、「今の仕事は不安定なので、身分が安定している教育公務員になりたい。」とか、そんな私的な事情ばかり話します。
確かに、そういう不安や悩みや希望はあってもいいですよ。それが、教採に合格したいなんらかの動機になるのは事実でしょう。でも、それを前面に押し出して教採合格の相談をされても困ります。
また、採用側も、そんな事情なんてどうでもいいのですよ。採用側は、教育ができる人、指導ができる人、子どもを育んでくれる人を合格させるのですから。
教採を「転職」か「職探し」の道具のように扱ってもらっても困ります。私は、別に教師が「聖職」であるということを強調するつもりはありません。でも、教師になるのなら、教師になってどんな教育がしたいのか、子どもたちをどんな風に育みたいのかを語って欲しいのです。
とりあえず教師なりたい、教師になって身分と収入を安定させたいというのは、正直な気持ちかもしれませんが、そんなものを前面に出さないでください。
学校は、教育は、そして、教師という職は、あなたの失業対策ではありませんから!!
私のもとに相談に来るのならば、あなたの想いや志、夢や理想をまず語ってください。そして、自分の強みや弱みを語ってください。その上で、合格戦略を立案しましょう。そして、合格を勝ち取りましょう。
広島教採塾の塾是は、
なりたい人が、
なりたい場所で、
なりたい時に、
教師になる。
それが未来の子どもたちのためになるのであれば。
です。
広島教採塾にはいろんなバックグラウンドの受講生がいます。
年齢も21歳から50台中盤の方まで多様です。
学歴も職歴も様々です。
戦闘機の元パイロットも、現役の落語家も、超有名芸能人の元マネージャーもいました。
年齢や経歴がどうであれ、なりたい人が、なりたい時に、なりたい場所で教師になることをご支援するのが広島教採塾です。
ただし、「それが未来の子どもたちのためになるのであれば。」という条件付きです。
どう考えても、子どもたちのためにならない人には、教師になって欲しくありません。
その昔、泥酔して、電話してきて、「いくらでも金は払うから、XX県に提出する指導案を代筆してくれ。講義や演習は必要ない。代筆だけで良い。」と言ってきた人がいました。私は、激怒して、すぐに電話を切りました。
これほど悪質な人はめったにいませんが、それでも、「ただ教師になれればいい。」と思っている人は、案外たくさんいます。
でも、大丈夫です。そんな人は、教採に合格しませんから!!
採用側の教育委員会の面接官だって、馬鹿じゃありませんから、そんなどうしようもない人を見抜く力はあります。そんな人は、すぐに淘汰されます。
こんな人は、何回、教採を受けても合格しません。
そろそろ、そのことに気付いて、教師を目指すのをあきらめた方がいい人たちです。
2の、人に選ばれる・好感を持ってもらえる表情、雰囲気、話し方ができていない、という人は、教育への情熱や想いや志はあるのですが、その表情や雰囲気や話し方が、人に好かれ、人に選ばれる感じではないのです。
こういう人たちは、ちょっとかわいそうと言うこともできます。なぜなら、こういう人たちは、ほとんどが真面目に教採を受けています。真面目に教育のことを考えています。本気で子どもに向き合う決心をしています。
でも、表情だったり、雰囲気だったり、話し方が、人の共感や好感を呼ばないのです。
教採も就職試験です。一緒に働く人を選ぶ試験です。ですから、頑張れば合格するというものではありません。
私は、よく教採を恋愛に喩えます。恋愛もまた、人が人を選ぶ営みです。
人に好かれるためには、能力や努力だけではだめです。好かれるための「オーラ」とでもいうものが必要です。
教師は、人と交流する仕事です。子どもに向き合い、子どもに語りかけ、子どもと心を通わせます。交流する相手は、子どもだけではありません。保護者、同僚、地域住民など多様です。
やはり、人に好かれ、人に共感や好感をもたれる表情や雰囲気や語り方の持ち主こそ教師にふさわしいのです。
ですから、ここに問題がある人は、やはり、毎年、教採に落ち続けます。気の毒なのですが、冷酷な現実です。
しかし、これはトレーニングできます。
トレーニングで変えることができます。
広島教採塾では、新年度の講座から、2次試験対策では、インプレッション・トレーニングを導入し、その人の雰囲気を変える特訓も並行して行います。
人に選ばれ、人に好かれ、合格を招来するような、インプレッションを創り上げる訓練と演習も行います。
何度も何度も面接で不合格になった人は、是非、受講してみてください。
3の、そもそも、面接の演習の仕方が効果的・効率的・戦略的でない、というのは、ほんとに「惜しい」ですね。
もう少し、効果的・効率的・戦略的に面接の準備をすれば、合格するのに、それをしないから、不合格になっているというのは、本当に「惜しい」です。
面接のトレーニングは、戦略的かつ科学的に行う必要があります。
単に、友人同士で「面接ごっこ」をしているだけではダメです。
また、先輩や上司に模擬面接をしてもらるうのも、場馴れにはなりますが、本当に、効果的・効率的・戦略的に指導・助言をしてくれる先輩や上司を選ぶ必要があります。
校長や教頭、先輩といった地位だけでは、面接の指導者にはなれません。
面接の指導には、サイエンスもロジックもあります。また、プロフェッショナルなメソッドもあります。
そういうことをしっかり理解して指導してくださる上司や先輩がいたら、絶対に離さないでください。
鎖で繋いででも(笑)、その人に教えを乞うべきです。
広島教採塾では、3のタイプの人には、スタンダード(シチュエーション)・トレーニング、そして、キャラクター・トレーニングで、徹底的に特訓しています。教採の2次試験の面接で、満点を取って合格した受講生も数多くいます。
2次試験の面接で何度も不合格になる人には、明確な理由があります。
その理由を理解した上で、しっかりとした対策が必要です。
それも今から始めてください。
2次試験の面接対策を、1次試験が終わった後で始めるような人は、不合格への片道切符を手にしているようなものです。
来年の教採の2次試験の面接で、必ず、確実に合格を勝ち取るために、今から、本気で、真剣に面接への準備をしていってくださいね!!
来年こそは、面接で教採合格をかちとってくださいね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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