イメージ力をアップすれば、教採の面接で合格を勝ち取れます!!

教員採用試験の個人面接では、面接官の採点表(評価表)には、例えば、

使命感

責任感

教育への情熱

協調性

といった評価項目が並んでいます。

でも、考えてみてください。

長くても30分ほどの面接で、使命感があるかないかどうやって判断するのでしょうか?

責任感や教育への情熱、協調性も、30分ほど話してみたら、本当にあるかないか、また、あるとして、どのくらいあるのか、判断できるものでしょうか?

正直なところ無理です。

できるというベテラン面接官もいらっしゃるかもしれませんが、それは、その人の「勘」であり「美学」に過ぎないでしょう。

面接で、使命感があると思ってもらおうとして、「私には使命感があります。具体的には・・・」と言っても、あまり効果はないでしょう。

同様に、責任感があるということをアピールしようして、「私には責任感があります。私がアルバイトをしたときに・・・」と言っても、高評価をもらえるとは限りません。

一般的に言って、面接官の手元にある評価表には、大項目、小項目を含めると、かなりの数の評価項目があります。その数は、一般に、20以上になるでしょう。

30分の面接という会話をして、20以上の人格特性を判断するのは、基本的に無理です。

それができるのならば、教育心理で勉強した人格検査など開発する必要はないでしょう。専門家が莫大な時間とお金をかけて開発した人格検査など使わずに、30分ほど会話すれば、その人の人格が分かるのであれば、話は簡単です。

でも、実際は、30分の会話では、なかなか、そうはいきません。

それなのに、面接では、30分ほどの会話で、受験者の使命感や責任感などを判断しようとします。

では、どこで判断するのでしょうか?

もちろん、話す内容で判断されるとも言えます。

どんな経験を語り、どんな志を語り、どんな想いを語るかで判断されるところは、かなりあるでしょう。

でも、30分程度の面接では、面接官の評価表にある、すべての評価項目に関する質問や回答はできません。

つまり、責任感に関する質問・解答、使命感に関する質問・解答、教育への情熱に関する質問・解答という風に、15も20もある評価項目をすべて面接質問にしていくことはできません。

人格検査では、問題数が500問とか、200問というのは普通ですが、面接ではそうはいきません。せいぜい、主質問は8から10くらいのものでしょう。その主質問と補充質問で、受験者の人格を推し量るのは、科学的には困難です。

では、何が起こっているのか?

大人の言葉で言えば、「総合的に評価している」ということになるのでしょうが(微笑)、実は、受験者の放つイメージで、評価は決定します。

受験者が、明るく、元気で、爽やかであれば、使命感もあり、責任感もあり、情熱もあり、協調性もあるように感じられてしまいます。

これが面接の真実であり、正体とも言えるかもしれません。

受験者の表情、話し方、声のトーン、雰囲気、語りの内容といったものが、受験者のイメージとなり、そのイメージが、面接での評価を決定づけます。

イメージが低ければ、どんなに面接の練習をしていてもだめです。面接質問に対する回答原稿をどんなに準備していても、イメージが低ければ、面接の評価は最低ランクになります。

反対に、面接質問への回答は、そんなに大したものではなくても、その受験者の放つイメージが高ければ、面接の評価は最高ランクにいくことがしばしばです。

面接の評価を決定的に決めるのは、受験者が放つイメージなのです。

合格するイメージとは、

明るい、

元気、

爽やか、

情熱的、

きびきびしている、

すがすがしい、

包容力がありそう、

優しそう、

熱い気持ちをもっていそう、

などといったものです。

反対に、不合格になるイメージとは、

暗い、

憂鬱そう、

クセがあり過ぎ、

じめじめしている、

反応が冷たい、

生意気、

自分勝手、

やる気がなさそう、

攻撃的、

といったものでしょう。

イメージが面接結果を決めるというこの真実は、究極のハロー効果ではありますが、これが現実であり、個人面接が本来、持っている不可避の特徴です。

ところが、イメージ力をアップするのは、かなりの特訓が必要です。

イメージ力のアップは、結局のところ、「自分改造」です。

面接の練習をどれだけやっても、面接の回答原稿を完璧に準備しても、イメージ力が低ければ、面接の結果は、最低のものになります。

毎年、毎年、何年も面接で落とされるというのは、まさにここである場合が多いのです。

イメージ力をアップさせるには、演出力の習得と、自分の表情、声、雰囲気の改造が必要です。

これを拒む人は、面接で合格を勝ち取ることは難しいでしょう。

もちろん、もともと好イメージの人は、イメージ力のアップの特訓をしなくても、何の問題もないでしょう。

でも、どちらかというと、イメージに問題がある人は、相当の演出特訓が必要です。

本当に好印象ならば、面接質問への回答は、かなり普通のものでも大丈夫です。

人は、言葉だけで人を判断しません。

人は、イメージで心が動かされます。

イメージを高めれば、人の心を動かせまず。

イメージ特訓で、教採の面接で、合格を勝ち取れます。

今日から始まる、2次面接スーパー特訓では、イメージ特訓も徹底的にやっていきます。

教採の面接でトップレベルで合格するイメージを創っていきましょう!!

では、また明日!!

注:この記事で使った「イメージ」という言葉は、日本語に入った外来語としての「イメージ」の用法に従っています。英語であれば、”perception”という言葉が、この記事で使った「イメージ」の意味をよく表しているでしょう。

広島教採塾
河野正夫

—–

コメントはまだありません

コメントを残す

旧ブログ記事
4月は「レトリカル・パフォーマンス」の特訓で、教員採用試験の面接で絶対合格を狙います!!

レトリカル・パフォーマンスという言葉をご存知でしょうか?   あまり広く使われている言葉で …

旧ブログ記事
川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!自己アピール添削のプチ個人レッスンを東京で開講!!

川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!     川上による自己アピール添削の …

旧ブログ記事
これから1ヶ月余りは、Ryoさん三昧!!Ryoさんからパフォーマンスの力を学びましょう!!

これから1か月余りは、まさに、Ryoさん三昧です!!       &n …