ありのままで面接を受けてきたなんて、言わないでくださいね!!

毎年、教採の面接試験を受けてきた人かの何人かが、きまったようにつぶやきます。

「ありのままの自分で受けてきた。」

なんなの、それ??  って、突っ込みたくなりますよね。

「ありのままの自分」とか「自然体」とか、意味を分かって使っているのですかね??

そもそも「ありのままの自分で」面接を受けて合格するだなんて、どれだけ傲慢不遜なのですかねえ?

つまり、「自分はそのままで立派で優秀・有能だから、自分をそのまま見せれば、採用側は自分を雇いたくなるだろう。」ということなんですか??

たぶん、そんなつもりで言っているのではないのでしょうね。

だいたいね、すぐに「ありのままの自分で」とか「自然体で」とかいう人は、何も分かっていない人です。

戦略も戦術も理念もなんにもないんです。

でも、それでは、みっともないし、寂しいから、「ありのままの自分で」なんて言うんですよね。

要は、愚か者の独り言、言葉遊びみたいなものです。

そして、こんなことを言う人は、大体、教採は不合格になります。

もちろん、面接では、必要以上に飾り立てた話し方をしたり、カッコつけたり、面接テクニックに溺れてはいけません。

でも、自分の強みを相手(面接官)に伝える、戦略と戦術は必要です。

自分の想いや情熱を言葉にした理念や信条が必要です。

無能な人に限って、他に褒めるところがないのか、「ありのままの自分で」なんて言い始めます。

「ありのままの」あなたがそんなに立派なのかを問いただしてみたいくらいです(笑)。

ほっとらかしにして、放置しておいたものは、「ありのまま」でも「自然体」でもありません。

魅力ある「ありのまま」や、美しい「自然体」は、意識して創り上げるものです。

茶道でも華道でも、自然の姿や、ありのままを追求します。

でも、そこには、追求の真剣さがあり、厳しい修業があります。

なにもしないでいて、放置していて、いい加減なことをして、自然やありのままだとは絶対に言いません。

何も考えず、何の作法も心得ず、適当でいい加減なことをするのが、ありのままだとか、自然だとか思っているのであれば、それは大きな間違いです。

教採での面接も同じです。

面接での自然体は、苦労して創り上げるものです。

面接での「ありのままの自分」は、戦略的に演じきるものです。

「ありのままの自分で面接を受けてきた」なんて言っている人、あなたの不合格はほぼ確定ですよ!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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