新聞も読まない人は、教師になれません!!

10年以上も教員採用試験対策の指導をしてきて感じることがあります。

教員志望者の多くは、新聞を読まないということです。

従って、そういう人は、社会時事、ニュース、世の中の出来事をほとんど知りません。
こんな人が教師になるのは、本当に嘆かわしいことです。
厳しいことを言うようですが、本当にそう思います。

教師は、毎日、子どもと触れ合います。
その触れ合い、語り合いの中で、子どもたちに世の中のこと、社会のこと、世界のことを興味深く話してあげてください。

私はそう願うのですが、現実は違います。

私のざっとした観察では、教員志望者の4分の3は、毎日、新聞を読んでいません。
インターネットで読んでいると言う人もいますが、それはインターネット購読などではなく、興味がある記事、スポーツや芸能などをネットで目についたときに、ちょこっとクリックして読んでいるというだけです。

教師志望者の多くは、政治、経済、国際、社会などの分野の記事はほとんど読んでいないのが実情です。

ここが一般の就活生とは違います。民間企業への就職活動をする人は、多くが日本経済新聞を読んでいます。日経は全国紙の中では、もっとも記事のクオリティが高く、経済分野だけでなく、政治分野も社会分野もしっかりとした記事が載っています。

昨年、こんな話をしたら、民間の就活生もろくろく新聞なんて読んでいないですよ!というご意見を頂戴しました。そういう人もいるのでしょうが、そんな人の多くは、第1志望の企業なんかに就職していませんから!! こういう話をすると、大体、一部の人から、「新聞なんて読まない先輩もいましたよ」なんて意見をいただきますが、それはね、あなたが良い先輩を持っていなかったということで、世間の真理ではありません。

教師も当然、世間の常識、社会の移り変わり、世界のニュースを知っていなければなりません。そういう時事的知識なくして、教育などできるはずもありません。

ちょっとクラッシックな方法かもしれませんが、やはり、紙媒体の新聞を第1面から順にページをめくって眺めていく、そして、興味を引いた記事があれば、しっかりと読んでみる、そんな営みが毎日、必要です。

そういえば、高級スナックや高級クラブのママさんたちは、毎日、日本経済新聞や、ビジネス誌などを読んでいらっしゃるようですね。そういったお店には、社長さんやVIPビジネスマンのお客さんがたくさんいらっしゃるので、会話を豊かにするためにも、最低限の知識や教養が必要なのですね。

教師は、知的な側面においても、子どもたちの模範になる必要があります。知的な会話ができない教師なんて、教師失格です。

とかく、最近の若い教師は、知的な会話をするのが苦手のようですね。でも、知的な会話とは難しい会話のことではありません。心を豊かにし、話してよかったと思えるような会話のことです。そんな会話を教師には子どもたちとしてほしいと思います。

教師を目指すみなさん、新聞を読みましょうね!!

そして、素敵で知的な会話ができるようになりましょう!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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