教育が変われば、社会が変わる。十数パーセントの真実。

教育論

教採塾の川上です。

 

 

 

長いようで、あっという間のゴールデンウィークが終わりましたね!

5月病にかかっている方も、もしかすると、いらっしゃるかもしれません(笑)

 

教採塾のゴールデンウィークは、個人レッスンや単発講座のラッシュでした!

最終日も、添削教室に30名ほどの方が、ご参加くださいました。

 

志望動機文・自己アピール文を磨き上げ、いよいよ願書を提出される方も、多いことと思います。

願書の提出期限が迫っている自治体も多くあります。

ぜひ、ご自身、そして、何より、読み手が納得する素晴らしい志望動機文・自己アピール文を提出してくださいね!

まだまだ、添削の個人レッスンも、継続しておこなっておりますので、ご希望の方は、弊社ホームページのお申込みフォーム より、お申込みください。

 

さて、ちょっとだけ、愚痴を聞いてください(笑)

皆さんも、下記のような場面・状況に遭遇することは多いと思いますが・・・

 

日々の出張やゴールデンウィークが、忙しい分、ホテルくらいは、良いところで休もうと思い、しばらくウェスティンに滞在していました。

ゴールデンウィークでは、1泊5万円ほどする、ちょっとした高級ホテルです。

ウェスティンでゆっくりと食事をしていると、ふと、レストラン内で、子供たちがはしゃいで走り回っていたり、土足のまま、椅子に立っていたりする様子を目の当たりにしました。

認識能力がまだ乏しい子供自体に罪はありませんが、それを放置して、携帯をいじったままの親、口頭の注意のみで、食事を続けている親が、あまりにも多く、驚愕しました。

ホテルのスタッフも、かなり困惑されていました。

会計時にも、子供がぶつかってきましたが、バツが悪そうな顔をしたまま、走り去っていきました。

そばにいて、見ていた親も、何も言わず、「なにしてんのよ。」と子供を叱るだけで、立ち去っていかれました。

誤解を恐れず申し上げると、まさに、「この親あって、この子あり。」というのが、多くありますよね。

良い意味でも、悪い意味でもです。

悪い意味での場合は、学校教育でも、いよいよ、保護者教育も必要になってくるのではないのかと(笑)、懸念しています。

 

近年の学校は、保護者からの要望に応えすぎています。

これまでのモンスターペアレントというのは、いわゆる、【教育熱心な】保護者が多かったのですが、最近のモンスターペアレントというのは、自分の都合のいいような要望を学校側に押し付けている場合が多いなと、受講生や現役の教師たちの話を聞いていても、感じます。

 

また、広島へ帰るグリーン車の中では、備え付けてある机に、土足のまま足を上げて寝ている人や、ゲラゲラと周囲をかえりみず、イカのおつまみや缶ビールをあけて飲食しているグループがちらほら。

広島に帰着してから、ショッピングモールへ買い物に行った際も、インテリアショップで展示しているソファの上に、両足を立てた状態で寝そべり、目の前のテーブル(こちらも展示品)にはペットボトル飲料を置いて、ゲームをしている子供が2人いました。

その子供たちに、訊ねてみると、保護者の買い物を待っているのだとか。

インテリアショップの店員さんもかなり困っていたので、モール内中央にある休憩用のソファに移動するよう、促し、移動させました。

 

そのあと、映画館で、映画を一本見たのですが、ここでもまた、上映中に平気で携帯をいじって、その光が眩しくて、映画に集中できなかったり、平気でおしゃべりを始める人がいました。

グリーン車の件も、インテリアショップの件も、映画館の件もそうですが、公共物が、もはや自分のもの、自分の家のような感覚になっている人を、毎日のように、見かけるようになりました。

 

私が、お節介な、おっちゃんみたいな立ち位置になってしまいましたが(笑)、私が余計なことをしているのか、間違っているのか、あまりにも、こういう事例が多すぎて、混乱してしまいます。

強いて言うなれば、スタッフも、パーサーも、店員も、みんな気付いてはいるのに、【お声がけ】というものができない人が多いんですよね。

 

直接的に文句や苦情を言えば、逆上させてしまうこともありますが、お声がけ、つまり、遠回しに、上品に、かつ、相手が申し訳ない!と反省する言葉で、相手を論破すれば、簡単に引き下がります。(最近は、その遠回しのニュアンスから、「自分が悪いことをしている」ということさえ、読み取れない人が多くいますが・・・(笑))

 

学校にしても、お店にしても、公共交通機関にしても、どこも最近は、クレームや炎上を恐れてか、抑圧された世界が広がっているなと、しみじみ感じます。

正しいことが、正しいと胸を張って言えない世界が広がってきています。

 

その混沌たる世界の中で、改めて、学校教育はどうあるべきか。

教採塾は、「教育が変われば、社会が変わる。」というのをミッションの一つに掲げています。

直接、社会を変えようと思っても、個人の力ではどうすることもできません。

しかし、教育が変われば、そこから社会は必ず変わります。

 

ただ、統計として、365日、24時間換算で、子供たちが学校に来る(滞在している)割合を考えると、10数パーセントにしかなりません。

つまり、残りの80数パーセントは、家庭や習い事など、学校以外に子供たちがいることとなります。

だからこそ、「家庭教育は大事なんだ!保護者教育が大事なんだ!」ということが、言いたいのではありません。

 

10数パーセントの中で、いかに、子供たちを教育していけるか。

10数パーセントの中で、いかに、学校教育をけん引していけるか。

10数パーセントの中で、いかに、社会を変えていけるか。

10数パーセントの中に、どんな教育の本質を見出せるか。

 

限られた時間の中でも、子供たちは、本当によりよく成長していきます。

子供時代を振り返る場合、学校での出来事、教師の言葉や、友達とのこと、というのが圧倒的に多いですよね。

それほど、学校教育は、子供たちに大きな影響を与え、ひいては、未来さえ変えているのです。

 

令和となった、これからの時代、教師を目指す皆さんは、どんな教育をおこなっていけばよいでしょうか。

あなたなら、10数パーセントの中に、何を見出しますか。

あなたの教育で、ぜひ、これからの時代、社会を変えていってくださいね!!

 

 

ではまた来週。

 

 

教採塾
川上貴裕

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