【川上貴裕】外国人から学ぶ「教員志望者は、こうであってほしい」!

パフォーマンス力向上

教採塾の川上です。

 

 

11月から8月までは、教採塾のレギュラー講座のため、毎週末、どこかの都市に出張しています。

せっかくの出張ということもあって、講座後には、上品で、洗練されていて、秀抜な音楽と共に、銘品が飲めるバーで独りゆっくり飲むことが、私の密かな楽しみとなっています(笑)

先日の講座後に、グランドハイアットホテルのバーカウンターで独り飲んでいると、外国人に声をかけられました。

同じく20代ということと、ジンやワインの嗜好が合うこともあって、閉店間際まで会話が弾みました。

外国の方と話をしていて、常々感じることは、

 

①想いの核を明確にもっている

②強みや性格が即答できる

③思考がポジティブ、表現がストレート

 

だと言うことです。

 

①想いの核を明確にもっている

想いの核をもっているというのは、知識や教養があることの裏返しでもあります。

常日頃から、幅広い分野・領域に対してアンテナを張っていて、「どういうこと?」と疑問に思うものは全て調べ、自分なりに捉え、考える習慣が身に付いているのだと思います。

従って、人によって考えや意見が分かれるような事象に対しても、「なるほど!確かにね!」、「そういう発想があったか!」と納得させられるほどです。

また、確かなエビデンスによって想いが構築されているので、非常に説得力があります。

同時に、抽象的な「状態」を示すのではなく、「アクション(どうすればよいか)」を明示するので、聞く側としても、「それでそれで?」と、興味や関心がどんどん沸いてきます。

教育で例を挙げて言うなれば、

状態とは:

「協調性を育みたい」、「努力することの大切さを教えたい」、「思考力を育てたい」、「主体的な学びを展開していきたい」などの抽象的な表現。

アクションとは:
「状態」に対しての実践、具体的な手立てまでを含んでいるもの。

ということです。

 

②強みや性格が即答できる

就活や教採の面接でも、「あなたの強みは何ですか?」、「短所は何ですか?」、「あなたを一言で表すとすれば?」というような質問が投げかけられます。

日本の学校教育では、なんだかんだ、協調性という観点で、みんなと同じことを良しとし、人と違う言動があると、怒られたり、異端児扱いされたり、白い目で見られたりしますよね。
(異端児にならないようにと、恐れを抱く人に限って、なぜか面接では、金子みすゞの「みんな違ってみんないい。」というフレーズを使う人が多いですが(笑))

恐れを抱いているせいなのか、はたまた、自分を分析できていない(そもそも自分のことが分からない)のか、ほとんどの受験者は、強みや性格に関する質問に正対できません。

「面接 短所」などとネットで検索をかけても、本当にくだらないし、こじつけているような例文ばかり出てきます。(あの例文を見て、「よしこれだ!」と思って使う人の感性もまたしかりですが。)

強みや性格が即答できる人は、日頃から冷静に、メタ認知的に自分を見つめることが出来ています。

だからこそ、聞く側も、「そうだよね!その言葉ぴったり!」、「その雰囲気が見て取れるよね!」と納得できるものです。

 

③思考がポジティブ、表現がストレート

日本人の中には、自信がなかったり、「どうせ自分は・・・」とマイナス思考が先行したりする人が結構いるように思います。

講座中に、受講生の語りを聞いていても、「あまり得意ではありませんが・・・」、「○○なんですが・・・」と、謙遜して、(聞き手からすれば、言い訳にしか聞こえない)語り始める人も、ちらほらいます。

「マイナス」という観点から考えると、「廊下は走らない。」、「ポイ捨て禁止!」など、日本は禁止系の言葉があまりにも多いですよね。

また、空気を読む、察する、行間の気持ちを汲み取ることが、自然と日本の教育の中で刷り込まれてきたせいか、直接的な表現をする人も、あまり多くない気がします。
(面と向かっては言えないくせに、名前や顔を隠した途端、SNSで批判・攻撃する愚かな輩もいますが(笑))

直接的でない=遠回しに話すので、結局、説明が長くなり、「何が言いたいの?一言で言うと?」と思うことが、しばしばあります。

 

反対に、私が知り合ってきた外国の友人たちは、思い返してみても、全員、明確で簡潔な表現をします。

ストレートな言動であっても、ポジティブなので、全くトゲがありません。威圧感もありません。

ストレートな表現だからこそ、ダイレクトに耳に入ってきますので、瞬時に理解できますし、相手によって受け取り方がブレることもありません(誤解されることがありません)。

 

以上、お酒の席ではありましたが、「教員志望者は、こうであってほしいな。」、「身に付けてもらうために、どんな講座・レッスンを展開しようかな。」と改めて考えることができた、そんな夜でした!

 

 

では、また来週。

 

 

教採塾

川上貴裕

パフォーマンス力向上
レトリカの個人レッスンが,飛躍的に充実します!

【レトリカ教採学院】ブログDE教採   【レトリカ・ブログ】   個人レッスンの …

パフォーマンス力向上
科学的な mock interview こそ,面接合格の切り札です!

【レトリカ教採学院】ブログDE教採   【レトリカ・ブログ】   アメリカの裁判 …

合格への戦略
【エンジェル講座 by 河野正夫】が登場します!(微笑)

【レトリカ教採学院】ブログDE教採   【レトリカ・ブログ】   先週末は,私, …