【川上貴裕】面接の語りを上手に構成していく秘訣をお教えします!

合格への戦略

教採塾の川上です。

 

面接用の語りや、志望動機文、自己アピール文を振り返って(読み返して)みたときに、「なんだか、インパクトないなぁ。」、「思い出話になってるなぁ。」、「説明ばっかりだなぁ。」と思ったことがある人も、いるのではないでしょうか。

そのような文章しか書けない理由の1つとして、小学校時分の担任に原因がある場合があります。

小学校の担任は、良い子ちゃん作文に花丸を付ける傾向がありませんでしたか。

悪口やネガティブなことを書くよりも、頑張った系・向上系・明るい系の作文、日記を書いた時に、担任から褒められたり、花丸がもらえていたのではないでしょうか。

 

小学校教師の中には、ダラダラと時系列に書いた作文や、「楽しかったです。」、「また行きたいです。」程度の日記に、花丸を付ける人が、今でも多くいます。

そのような駄文で、ずっと花丸がもらえていたから、大人になった今でも、その程度の作文力、文章構成力、表現力しか、身に付いていないのです。

「駄文」と、過激なことを言いましたが、子供が子供なりに、一生懸命書いていることは、元小学校教師として、百も承知です。

そこで掘り下げて、「どんなことが楽しかったの?」、「なんでそう思ったの?もっと知りたいな!」、「こういうことを付け加えたら、更にいい文章になるよ!」というようなコメントも書かず、そのまま線を引っ張ったり、花丸を付けるだけの教師に問題があるのです。

 

教師が、駄文を作っているのです。

子供たちは、大人が忘れていたような、ものすごく豊かな感性、視点、思考をもっています。

それらを、しっかりと引き出してほしいのです。

そんなことを言うと、「だって日々の仕事に忙殺されて、日記をゆっくり読む暇がないもの。」という声も聞こえてきそうですが、そうなると、(ブラックと呼ばれている)教育界そのものの壮大な話になるので、今回は割愛しますね(笑)

 

しかし、一言だけ言わせていただくと、

教師は、子供をよりよく成長させる義務があります。

教師は、子供を大人にする使命があります。

日記や作文、課題を出す以上は、責任をもって、添削をしていただきたいものです。

 

さて、難しい話はこのくらいにして、本題へ。

前回の続きにもなりますが、

語りを構成する上で、遊び感覚で、試していただきたい方法があります。

 

☆志望動機文、自己アピール、ライフストーリーなどを、【常体】で書いてみる☆

 

ということです。

 

これは、小学校の作文で定番となっている、「です・ます」調、いわゆる【敬体】から抜け出すための一つの方法です。

敬体で書くと、過去の思い出話・典型的な良い子ちゃん作文になりやすいのです。

また、敬体により、ニュアンスが柔らかくなるので、「~だと思います。」「~していきたいです。」などの、顔色を伺うような文章に陥りやすい人が、続出してしまいます。

 

小説や物語のように、自分の人生や志望動機を、常体で書いてみると、常体に合致した言葉を選ばなければいけなくなります。

言葉の選別をすると、自ずと表現方法が変わってくるので、敬体で書いたものとは、文章全体の雰囲気が異なってきます。

小・中・高で、読書感想文ばかり書いていた人は、常体に慣れていらっしゃるので、あまり違いが認識できないかもしれません(笑)

まぁ、軽い気持ちで結構ですので、常体で書いてみてください。

 

次に、芸術感覚で、試していただきたい方法があります。

 

☆オチから語りを構築していく☆

 

ということです。

 

落語は、最後のオチのために、1席数十分の物語の中で、壮大な伏線を張っています。

だからこそ、聴衆は、最後のオチで、「なるほど!」、「そう掛けてきたか!」、「一本取られた!」と感じます。

 

また、「インターステラー」、「インセプション」、「メメント」、「ダークナイト」などを手掛けてきた、クリストファー・ノーラン監督も、弟の脚本家ジョナサン・ノーランと、映画の結末(オチ)から、脚本を構成していくことが多いです。

その結末で、多くの観客を唸らせたり、納得・理解させたり、映画鑑賞後も、観客それぞれの考え方で、その後を想像させ、盛り上がったりするからこそ、数々の賞を獲得していますし、動員数も新作の度に塗り替えています。

つまり、多くの観客が、その結末に驚き、納得、感動、共感している証拠なのです。

教採での語りや、志望動機文でいうオチというのは、【何が言いたいのか】ということです。

何が言いたいことなのかが、明確に決まると、すぐに材料は用意できます。

ただ、【何が言いたいのか】というのは、【一言で表すとどういうことか。】ということでもあります。

一言で言えないのは、多くの場合、言いたいことを、たくさん詰め込みすぎているのです。

映画や落語にしても、言いたいこと=オチ(結末)がたくさんあったら、面白くないですし、混乱さえしますよね。

そのような語りや文章では、読み手・聞き手である面接官は、「結局何が言いたいの?」と、その受験者の稚拙さに呆れるだけです。

 

あくまでも、【一言で】というのを前提に、【何が言いたいのか】という所から、構築してみてください。

 

 

では、また来週!

 

 

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