【川上貴裕】教採合格の近道は、隙間時間の有効な活用から。

教育論

教採塾の川上です。

 

 

普段、意識することはなかなかありませんが、1日の中で、多くの隙間時間が生まれています。

平均すると、1日の中で、1時間9分。

年間にすると、なんと17日と14時間分に相当する隙間時間が生まれているそうです。

 

この隙間時間を有効活用することこそが、自分自身の生産性に対する、高い意識を生み出します。

高い生産性が求められている現代において、いかに効率的に動くことが大切かというのは、言うまでもありません。

しかし、多くの人は、隙間時間を有効活用できていません。

というのも、どこに行っても、どこを見渡しても、携帯をつついている人が、多くいますよね。

「携帯をつつくことが悪いんだ!」という、昭和のおっさん的な発想ではありませんよ(笑)

何を見ているか、しているかが問題なのです。

 

例えば、一体どれだけの教採受験者が、普段、電車での通勤の際などに、教採に関連する記事、答申、文科省の報告、TED、新聞、情報などをインプットしているか、単語や英文、自分で吹き込んだもの、芸術を聞いているか、ということです。

既に現場に出ている教員であれば、今日の段取りを考えたり、授業案を考察・修正したり、to doリストを整理したり、情報をインプットしたり、ということができるわけです。

しかし現実には、ほとんどいない、できていない人が圧倒的に多い状況です。

 

教採に向けて、もちろん息抜きをすることは大切です。

ちょっとした時間に、YouTubeを見るとか、好きなアーティストの音楽を聴くとか、SNSを見るとか、気になるあの子からの返信がきていないかと、LINEを開けたりするのもいいでしょう(笑)

しかし、隙間時間ができるたびに、このようなことを繰り返す = 1日の中で1時間以上も生まれる貴重な時間を、みすみす潰している、

ということになるのです。

もちろん、隙間時間は、5分の時もあれば、20分ほどの時もあります。

慣れるまでは、それぞれに合わせて、隙間時間用のto doリスト(手帳でも、携帯のメモにでも)を作っておき、そこから、各タスクを片付けていくことを、おススメします。

 

「やること」というのは、次から次へとキリがありません。

だからこそ、リストを作っておき、「この作業なら、この時間にできそうだな。」と考えて振り分けておくことが重要です。

ただ、多くの人が勘違いしているのは、

「隙間時間で何かを必ず終わらせなければならない!」

と思っている、ということです。

そのようなことはありません。

隙間時間だからこそ、あくまでも補完的な作業・業務を行えばいいだけのことです。

 

例えば、教採受験者であれば、毎日、裏表1ページほどの、参考書や問題集をコピーしたもの、切り抜いたもの(携帯で写真を撮ったり、スクリーンショットで保存したりしているものでも、もちろん可)を持ち歩いて、隙間時間に眺める・読み返す、というだけでも、結構です。

 

教採受験者かつ、既に教壇に立っている臨採や講師の人こそ、実は多くの隙間時間が発生していますので、有効的に活用していきたいものです。(もちろん、勤務時間【外】の事ですよ!!(笑))

 

あるいは、必ず毎日行うこと(歯磨き、お湯を沸かす、お手洗いなど)の数分ほどの時間で、近くの壁に貼りつけた資料や問題を解いてみる、などでも構いません。

私も、大学受験、教採受験前などには、家のあらゆる場所に、問題や記憶すべきものを貼り付けて、記憶したり、解くことができたら、新しいものに貼り替える、ということを徹底して行っていました。

 

仕事ができる人、時間の使い方がうまい人は、隙間時間を有効に利用しています。

彼らを総称すると、「最善主義者」とも言えるでしょう。

その対極として、「完璧主義者」がいます。

完璧主義者は、隙間時間を有効に活用できないので、非効率かつ、生産性が低いです。

 

と言うのも、

 

完璧主義者は、時間をきっちり確保してから仕事に着手するので、常にゼロからのスタートとなります。

従って、時間に追われる日々の繰り返しなので、納期や期限ギリギリまで抱え込んでしまうことも、しばしばあります。

 

もちろん、完璧主義ゆえに、素晴らしい成果をもたらすこともあります。

しかし、孫子が「巧遅は拙速に如かず」と説いているように、出来上がりがいくら立派で完璧でも、時間を掛け過ぎることは、完璧ではないけれども、迅速に進められたことに及ばない(勝てない)場合があるのです。

もっと言うと、時間の使い方が下手、仕事ができない人というのは、大抵、見通しを持った逆算や、やるべきことが整理できておらず、うまく立ち回ることができません。

これは、逆説としても、正しいかもしれませんね。

 

最後に。

余談ですが、隙間時間が効果的に活用できるようになると、更なるメリットが出てきます。

慣れるまでは、意識が必要かもしれませんが、隙間時間の活用が習慣化されれば、自然とできるようになります。

何事も習慣化されると、逆にそれが無い時に、不安になったり、落ち着かなくなったりしますよね(笑)

 

そのような感じで、無意識に体が動くようになります。

隙間時間活用の習慣化は、本来の時間にゆとりをもたらします。

更に言えば、習慣化に伴って、行動もサイクル化されるので、非常に動きやすく、きっちり物事を進めらるようになります。

私も、隙間時間の活用がかなり習慣化されてきたので、平日は特に、同じように行動ができています。

有名な方のサイクルを例に挙げると、

 

オバマ元大統領は、毎日午前1時に就寝し、午前7時起床後、すぐに、有酸素運動を行っているそうです。

 

ツイッターの創業者、ジャック・ドーシ―氏も、必ず5時に起床後、すぐに、瞑想を取り入れているそうです。

 

「今でしょ!」の林修先生も、午後9時には就寝し、午前3時に起きてから、仕事に取り掛かるそうです。

 

ちなみに、朝の時間は、周りも静かで、誰にも邪魔されないので、有効的に時間を活用できますよね。

 

また、朝は、「タイム・プレッシャー」と呼ばれ、仕事や学校に行くまでの制限された時間内で、やらなければならないことを行うので、夕方~夜にかけて勉強する時間の、およそ3倍もの集中力が発揮されるそうです。

 

このように、隙間時間の有効活用が、ひいては、生活リズムの一定化・サイクル化へと繋がり、良い影響を与えているようです。

 

ぜひ、皆さんも、隙間時間を有効活用し、習慣化していってみて下さいね!

 

隙間時間の有効活用こそが、教採合格の近道の1つです!

 

 

では、また来週!

 

 

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