しなくちゃいけない仕事には、何か楽しめる要素があるもの。

教育論

【教員採用試験のバイブル】

 

しなくちゃいけない仕事には、何か楽しめる要素があるもの。

 

ウォルト・ディズニーの言葉だそうです。

 

 

私は、この言葉に大きな魅力を感じてしまいます。

 

私たちには、しなければいけない仕事があります。

職務・職責・ノルマなど、たくさんの仕事があります。

 

受験生であれば、受験勉強という「仕事」があるでしょう。

家庭人であれば、家族サービスとう「仕事」があるかもしれません。

 

やるべき仕事は、誰にでもあります。

 

運命の分かれ目は、そのやるべき仕事に、「何か楽しめる」要素を見い出すことができるかどうかです。

 

教員採用試験を受験するための勉強を例に取ってみましょう。

 

多くの人は、受験のための勉強は、合格するまでの「苦行」だと思っています。

面白くもない勉強を我慢してやって、合格さえ勝ち取れば、今、勉強していることは全て忘れてもいいとさえ思っています。

そういう受験者に取っては、受験勉強とは、合格するまでに耐えしなばなければならない苦行に過ぎないのです。

そして、そういう人は、苦労すればするだけ、つまりは苦労の大きさで、合否が決まるとさえ感じています。

その結果、自分を追い込み、苦しさしか感じられなくなります。

 

学びとは、苦行ではありません。

学びとは、本来的に、本質的に、楽しいものです。

学びの中には、発見があります。

学びの中には、驚きがあります。

学びの中には、希望があります。

そして、何より、学びの中には、自己変容があります。

 

もっというならば、上記のような楽しさがない学びは、もしかすると、学びと呼べない行為をしているのかもしれません。

 

教採塾の講座は、教員採用試験対策のための講座ですが、筆記試験満点講座でも、笑いと楽しみに溢れる講義を展開しています。

教育法規でも、重要答申でも、たっぷりの「ディスり」を入れながら、講義を行なっています。

「ディスり」とは、単なる批判や悪口、冗談ではありません。

「ディスり」の形を取りながらも、アカデミックな批評、政策批判、教育哲学的な考証となっています。

もちろん、講座の「ディスり」の部分は、教採の面接では言えないかもしれません(笑)。

でも、何が面接で言えることで、何が面接では言えないけれども物事の本質かを知ることは極めて重要なことです。

 

教員採用試験という「テスト」で、「ここが出る!」と伝えることには、一定の効果はあります。

出題されそうな部分を重点的に学んでおくのは、高得点を取るためには、重要です。

でも、テストに出題されそうなことが、本質的に重要、あるいは、本質的に(教育的に)正しいことということではありません。

テストに出題されるとは、テストの問題として扱われやすい項目だというだけです。

その項目に本質的、学問的、政策的な意味があるとは限りません。

 

だから、そこのところを徹底的にディスりながら講義は進みます。

ここはテストには出るけれども、極めて「くだらない」内容で、かつ、政策的に考えても、矛盾だらけの愚かなもので、こんな政策をしているから、学校現場はブラックになるのだ!と講義は続きます。

ほどんとの場合、受講者はうなずき、笑い、共感してくれます。

そして、ディスりでインパクトを持って理解して、記憶したことは、忘れることはありません。

実際の試験では、ディスりのところだけを外して(笑)、うまく使えば、筆記試験など、満点が取れます。

 

これが学問の醍醐味であり、学びの境地です。

 

私は、もともとは、学者ですから、学びは、アカデミックに、クリティカルに行わなければ意味がないと思っています。

 

幸いにして、受講生からも、教採塾の講義は大人気で、これまで興味がなかった事柄を楽しく、充実して学べると、とても好評のようです。

 

しなくちゃいけない仕事には、何か楽しめる要素があるもの。

 

ディズニーのこの言葉、やはり、重みがありますね!

 

 

では、また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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