教員採用試験での併願のメリット・デメリットとは?

合格への戦略

【教員採用試験のバイブル】

 

昨日からスタートした「ブログ記事で取り上げて欲しい話題・テーマ」の募集企画,現時点で,お二人からリクエストがありました。

今後も,募集を続けていきますので,こちらの専用フォームから,是非,ブログ記事で取り上げて欲しい話題・テーマをお寄せください!

 

【ちなみに,ツイッター上の匿名の「質問箱」なら,1日で100以上の質問が来るのに,フルネームとメールアドレスの記入を求めたら,質問は2つでした(笑)。

また,名前も名乗らずに「会って話したい。」とか,「講座後に質問したい。」などとは言うのに,正式に名前を名乗って,ブログで扱ってほしい話題やテーマを募集すると,ほとんどの人がリクエストを躊躇するんですよね。

裏でコソコソならできるけど,堂々と質問するのはイヤだというような人が教師になるというのは,嘆かわしいことです。

この文章を読んで,勇気が出た方,発奮された方,是非,ブログで扱ってほしい話題やテーマをお寄せください!(微笑)】

 

さて,気を取り直して(笑),お一人目のリクエストにあった,話題・テーマについてお話ししましょう。

お一人目の方からリクエストがあった話題・テーマは,

 

「教採の併願のメリット、デメリット及び、遠隔地受験のアドバイス」

 

というものでした。

 

例えば,東京生まれで東京育ちで,東京の大学に行って,今,東京に住んでいる人が,大阪や北海道を受験することがあるかもしれませんよね。

そういう場合の教採受験の考え方や戦略,気になりますよね。

 

 

 

 

では,お話を始めましょう。

 

教員採用試験で,自分の地元(故郷)や自分の現在の居住地(大学在学や講師としての勤務地)以外の自治体を志望し,受験する場合の理由は,概ね,次の4種類でしょう。

 

1.いわゆる「すべり止め」としての複数受験。

2.もうどこでもいいから合格したところにいくという「数打ちゃあたる受験」。

3.婚約者や配偶者等と新生活を始めるにあたっての移住に伴う受験。

4.その自治体の特定の教育施策にどうしても参加したいという理由での受験。

 

まず,一つ目の,いわゆる「すべり止め」としての複数受験ですが,これが悪いとは言いません。

第一志望は自分の地元の自治体だけど,定員も少なく,競争倍率も高いので,定員が多い大都市圏を受けておこうとか,試験日が違うので,ついでに複数受験しておこうというのはよくあることです。

まったく悪いことではないのですが,採用側の視点に立ってみることが大切です。

採用側としては,その採用側の自治体で定年まで働いてくれる人を募集しているわけです。

合格は出したけれど,地元でも合格したら,地元を優先して,その採用側の自治体の合格を辞退されたら,人事的にも大変です。

また,仮に,その年は,その採用側の自治体だけに合格したとしても,数年後,やっぱり地元に帰るということで,教採を受け直して,地元に合格して,地元に帰られたら,せっかく数年間育て上げたのに,その自治体は貴重な人材を失うことになります。

ここで,誤解しないでくださいよ。

受験者側が複数受験をしようが,合格を辞退しようが,数年後に地元に帰ろうがそれは自由です。

でも,採用側としては,そんな人を採用したくないと思うのも事実です。

 

愚かな人の特徴があります。

それは,自分の自由の行使をだれもが祝福してくれるべきだと思っていることです。

だから愚かなんです。

確かに,あることが自由であれば,その自由を行使するのは自由です。

でも,その自由を行使しそうな人を採用しないというのもまた,採用側の自由なのです。

 

こう言うと,わからない人もいるでしょうから,恋愛のたとえで言いましょう。

たとえ結婚しても,数年後に,離婚を切り出すのは自由でしょう。

でも,数年後に離婚を切り出しそうな人を,あなたは結婚相手に選ぶでしょうか?

 

本当は好きな人がいるけれど,その人は高根の花なので,別の人に結婚を申し込むとうのも自由でしょう。

でも,結婚を申し込まれた人が,自分に結婚を申し込んだ人が,別にもっと好きな人がいると知ったら,結婚をOKするでしょうか?

 

教採という就職活動も同じことです。

受験者には受験者の自由があるでしょうが,採用側には採用側の自由があります。

受験者が自分だけ自由を行使して,採用側には自由を行使するなというのは,あまりにも身勝手です。

 

ですから,「すべり止め」の複数受験の場合,よほどの「志望理由」がない限り,あまり好意的には見てくれないと思われます。

ただし,昨今は,教員不足ということもありますので,それほど心配しなくてもいい場合もあります。

ただ,これは自治体によって,あるいは,学校種や教科によって,大きく状況が異なるので,綿密なリサーチが必要ですね。

 

二つ目の,もうどこでもいいから合格したところにいくという「数打ちゃあたる受験」は,案外上手くいくことが多いのですよね。

なぜなら,この人の場合は,どうしても行きたい「地元・故郷」のような自治体がないのです。

自治体はどこでもいいから,教師になりたい,教壇に立ちたい!ということをアピールするわけですから,こういう場合は,結構,合格する可能性が高いのですよね。

この二つ目の理由で教採を受験する人の受験戦略の立案は,さほど難しくはありません。

受験者が素直にアドバイスを聞いてくれるという前提であれば,私(河野正夫)は,3~4の自治体を受験すれば必ずどこかで合格する戦略は得意としています。

ただ,この場合の戦略は,どこで合格するかは合格するまでは読めないということです。

3~4のどこか一つの自治体では合格するだろうという戦略なんですよね。

 

三つ目の,婚約者や配偶者等と新生活を始めるにあたっての移住に伴う受験は,かなりの合格可能性がある「優良な」志望動機となり得ます。

コミュニケーション理論やレトリック理論をしっかりと学んでいないようなド素人の面接指導者は,「教採の面接で,自分のプライベートのことを話すな」なんてバカな助言をします。

こんな助言を聞いたら,そんなド素人の面接指導者の言うことは無視し始めることをお奨めしますね。

 

考えてもみてください。

この県の人と結婚し,この県に永住するので,この県の教育に貢献したいという土台で,志望動機を創り上げれば,採用側は,「この人は,定年まで,この自治体で働いてくれる!」と思うに違いありませんよね。

この場合の戦略で伝えているのは,プライベートな事実ではありませんよ。

この場合の戦略で伝えているのは,その自治体に死ぬまで住むことになるから,合格して採用してもらえれば,定年まで働くということを伝えているのです。

つまりは,この自治体を「第2の故郷にする!」と宣言しているわけですよね。

これなら,その自治体の採用側は,その人を,「地元民」・「県民」に準じて感じてくれるはずです。

 

四つ目の,その自治体の特定の教育施策にどうしても参加したいという理由での受験の場合は,次の2つに分けて考える必要があります。

 

1つは,特定の教育施策と言っても,本気でそれに興味があるわけではなく,その自治体のパンフレットやホームページでちょこっと見た程度のものを,

 

「~~という教育施策に感銘を受けましたので,この県を志望しました。」

 

と言っても虚しいだけです。

 

採用側の面接官から,「では,その教育施策について何を知っていますか?」,「その教育施策の公開授業や研究会などに参加したことがありますか?」などと聞かれたら,よほど詳しく研究していなければ,答に窮してしまいますよね。

 

ここでも,ド素人の面接指導者は,「その自治体の施策を志望動機に入れなさい。」などと助言するようですが,愚かなアドバイスです。

本当にその施策をよく研究し,あるいは,実践していれば別ですが,言葉だけなら,すぐに見透かされてしまいます。

「施策について話せばよい」というのは,旧態依然とした昭和のおっさんの美学です。信じてはいけませんよ。

 

もう1つは,本当にその自治体の施策に興味があり,その施策を実践したいという場合です。

こういう人は,その施策を徹底的に研究し,その施策の公開授業や研究会などにも参加し,時に,採用側の面接官を感動させるほど,その施策に思い入れがあるものです。

こういう場合であれば,施策を理由にした志望動機も効果大ですが,ほとんどの場合,こういう人は,教採受験者にはいませんので,あまり,戦略的に取り得れることは多くありません。

 

そう言えば,今年の夏の教員採用試験では,珍しく,本当に施策に興味関心があり,その施策に貢献するために,地元から別の自治体に引っ越してきて,その自治体を受けたという人がいました。

この人の熱い想いをその自治体の面接官に伝え,その人は,合格を勝ち取りました。

その施策への本物の想いと,ゆるぎない知識と教養があったからこその合格でしたね。

 

さて,今日の話をまとめておきますね。

 

地元・故郷や現在の居住地以外の自治体を受験する場合は,それなりの戦略が必要です。

その戦略は,その人にピッタリと合ったもので,なおかつ,採用側の自治体の面接官を納得させ,好感・共感を勝ち取るものでなければいけません。

こうした戦略は,ちょこちょこっと考えるというわけにはいきませんので,しっかりとしたコンサルティングが必要です。

 

河野正夫はこういうコンサルティングを得意としていますので,戦略立案が必要な方は,是非,どうぞ!!

 

 

では,また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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