【寄稿記事】言葉を大切に。出会いを大切に。 by 小日向くん。

教育論

【寄稿記事】

 

今日の「伝説の受講生」からの寄稿記事は,「小日向くん」からのものです。

小日向くんは,教採塾がツイッターを始めた頃に,ツイッターを愛読してくれた大学生でした。もう6年も前のことになるでしょうか。

小日向くんは,始めて間もない教採塾のツイッターを,こまめにtogetterにまとめて,情報発信してくれました。

教採塾のツイッターが,今のように人気が出たのは,小日向くんの拡散のおかげだったかもしれません。

伝説の受講生というよりは,教採塾を基礎を築いてくれた人の一人です。

素敵な感性の持ち主で,素晴らしい国語教師の小日向くんの寄稿記事をお楽しみください!

 

【寄稿記事】

 

「これはおまえが作ったチームだ。」

中学3年生。当時野球部のキャプテンを務めていた僕はチームを思うようにまとめることができませんでした。でも、最後の大会で優勝することができた時、顧問の先生がこの言葉をかけてくれました。

 

「私が生徒だったら、あなたのクラスがいいな。」

大学を卒業して1年目は講師をしました。僕は、生徒とうまく関係をつくれず悩みました。そんな時、同僚の先輩が僕にこの言葉をかけてくれました。

 

初めまして。

新潟県で中学国語教師をしている、小日向といいます。

教師になって5年目。

教師になるまでも、教師になってからも、つらいことはありました。

でも,毎日教師をやれていることが幸せだと感じています。

それは、僕の心の火を灯し続けてくれる「言葉」があったからだと思っています。

この言葉を思い出すと、その人との思い出や、その人の温かみ、その時の景色がよみがえってきます。

下を向き、心の中で弱音を吐き、ノックアウト寸前だった僕に勇気を与えてくれたのは、いつも大切な人がくれる言葉だったように思います。

 

心のどこかで、「僕も誰かにそんな言葉をかけてあげられる存在になりたい」と思っているのかもしれません。

つらいときに支えてくれた先生が、ずっと憧れです。

 

今、中学二年生の担任をしています。

31人の生徒の前で話すときは、なるべくそのとき感じたままの心を言葉にしようとしています。

大事なことは正直にまっすぐ伝えようとすること、そして、言葉に想いを込めることです。

また、僕の言葉が誰かの心に必ずひっかかるなんてことは思っていません。

でも、生徒の人生に関わっているんだという自覚はもって、言葉を大切にしなければならないと思います。

 

私が大学4年の時、ある人の言葉と出会いました。

 

「言葉だけでは伝わらない。言葉なしでは動かせない。」

「必要なのは伝えたいと本気で感じる想い。」

「想いがなければ始まらない。」

「想いなしの言葉は空虚。ただし、言葉なしの想いだけでも伝わらない。」

「想いをカタチに。想いを言葉に…。」

 

そうです。

河野先生の言葉です。

 

授業終わりにバイトまでの時間をつぶすため、一人図書館でツイッターを開いていた時です。

偶然フォローしてもらって広島教採塾の存在を知りました。

 

日々発信される河野先生の言葉には力があり、僕の教師になりたい想いはどんどん強くなりました。

そして、こんな風に言葉によって人の心を揺さぶれるような人になりたいと思いました。

 

毎日のツイートの一つ一つをお気に入りに登録して、togetterでまとめ、見たい時にいつでも見られるようにし、言葉の紡ぎ方をマネしようとしました。

 

自分の論作文が合格水準にあるのかを見てもらいたくて、勇気を出して河野先生にDMを送ったこともありました。

先生はエンジェルの心で温かく(時には辛辣な言葉で厳しく笑)添削してくださり、親身に教えてくださいました。

 

河野先生は僕の言葉の師匠です。

 

河野先生に出会えてよかった。心からそう思います。

僕は、国語教師として自分の想いと言葉にプライドをもってこれからも生きていこうと思います。

 

みなさんには、偶然訪れる素敵な出会いを見逃さないように、そして大切にしてほしいと思います。

 

【寄稿記事おわり】

 

 

Contributed by 小日向くん

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