教員採用試験に合格する方法は必ずあります!

不合格の理由

【教員採用試験のバイブル】

 

本日は,これまでに7回か8回,教員採用試験に連続不合格になってきた人の個人指導(スーパーセッション)を行いました。

 

この方は,主に,毎年,個人面接で不合格になり続けてきたようです。

 

確かに,個人面接の成績開示を見ても,面接の成績は,最下位と言ってもよい程,低評価でした。

 

この方の場合,特に誤解されるようなバックグラウンドがあるわけではなく,ただ,毎年,教員採用試験に落ち続けているという状況です。

 

こういう方の場合,まずは,不合格になる原因を分析する必要があります。

 

それも,単に笑顔が少ないとか,もっとメリハリをつけて話すとか,表情に自然さを出すとか,そういった,ありきたりの精神論のような抽象的なアドバイスでは,なんの効果もありません。

 

不合格になる原因を,できるだけ科学的に測定し,その原因をどのようにすれば克服できるかの戦略を立案する必要があります。

 

本日のスーパーセッションは,まさにそんな個人指導でした。

 

通常の授業は,PDCA(Plan, Do, Check, Action)[計画・実行・評価・改善]で行うことができますが,こういう特殊な不合格の要因がある場合は,APDCA(Assessment, Plan, Do, Check, Action)[実態把握・計画・実行・評価・改善]で行う必要があります。

 

プラン(計画)の前段階として,アセスメント(実態把握)が重要になってきます。

 

 

面接の指導は,いまだに抽象論,精神論,あるいは美学に基づいた指導が多いのが現状です。

 

自然体で行け。

ありのままの自分で行け。

情熱を感じてもらえ。

言葉のキャッチボールをしろ。

いつもの自分で話してこい。

なせばなる。

 

などなど,「具体的には,どうすればいいの?」と聞きたくなるような指導や助言に満ち溢れています。

こんな指導や助言は,なんの役にも立ちません。

こういう指導や助言をする指導者に限って,「では,具体的には,どうすればいいのですか?」と聞くと,「それは自分で考えなさい。」と逃げます。

指導者自身が何もわかっていない証拠です。

 

さて,重要なのは,面接の練習の計画を立てる前のアセスメント(実態把握)だと申し上げました。

そして,アセスメントは,科学的な測定でなければいけません。

データや数値等に基づき,客観的な観察や指標に基づいて行う必要があります。

 

本日の受講生は,立派なことに,自分が受けた個人面接に関する,そうしたデータや数値・客観的な指標を過去4年分くらい,持参してくださいました。

それをホワイトボードに「見える化」していきながら,その受講生がなぜ個人面接で低評価で不合格になるのかを分析していきました。

確かな実態把握ができました。

 

アセスメント(実態把握)ができれば,プランニングは,簡単です。

アセスメントで得られたものから,何を達成すべきかのミッション(達成課題)を見い出していきます。

ミッション(達成課題)が見つかれば,あとは,目標を立て,計画を立て,その目標を達成するための練習・演習・準備をしていくだけです。

 

あとは,通常のPDCAサイクルに乗せても,概ね上手くいきます。

 

こうした受講生さんの場合に,最も重要なのは,最初のアセスメント(実態把握)です。

 

科学的なアセスメントをせずに,根性論や精神論や抽象論や美学ばかりで,あれこれと助言や指導をしても,また,不合格になるだけです。

 

面接は,科学的に合格を勝ち取れます。

 

科学的であるためには,データや観察・実験・分析が必要です。

 

正しいアセスメントをするためには,科学的な眼と考察が必要です。

 

それさえあれば,合格は勝ち取れます。

 

そんなことを大いに再発見することができた個人指導(スーパーセッション)でした!

 

 

では,また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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