【寄稿記事】明日を創造するために学ぶ! by まさひでくん。

教育論

本日の寄稿記事は、「まさひでくん」からご寄稿いただいたものです。

まさひでくんは、教採塾の数千人の受講生の中でも、実力(学力・面接力・信念・情熱・コミュニケーション能力)ナンバーワンの最強の人物です。

私(河野)の15年間の教採対策講座の主催経験の中でも、最高・最強の若者です!

現在は、高校地歴公民(日本史)の教師として、大活躍中です。

彼を超える人物はなかなかいないと思わせるほどの、能力溢れる若者です!

まさに、スーパーマンと言えるでしょう!

 

 

【寄稿記事】

はじめまして。
私は高校地歴公民の教員です。
教職歴は5年も満たない若輩者です。

 

初めに申し上げておきますが、
私は非常に運がいい人間です!(おみくじも8割が大吉と吉です笑)

人生の岐路において多くの人が私に知恵や環境、そして心を与えてくださりここまで来ることができました。

河野先生もその大切な一人です。

 

そんな河野先生からこのようなお話をいただきましたので、伝説の受講生とは言えないほど、拙筆ではありますが寄稿させていただきます。

 

少しで長いですがお付き合いいただけたらと思います。
(青二才がなにを言うのか、そんな思いで読んでください笑)

 

「世界を幸福で満たしたい」

 

それが教育であればできると確信し、私は教員になりました。

 

そんな大それたことを・・・

理想めいたことを・・・

なんて考える人もいるでしょう

 

そう、理想です。

とてもとても大きな理想です。

ですが私は知っています。

 

「理想」は飾っておくものではなく、

未来への希望であることを。

そして希望は自分たちの手で実現していくものであることを。

 

それを教えてくれた一人が

河野先生でした。

 

私は河野先生にSkype講座(今はなくなっているようですが)で面接指導をしていただきました。

毎回のレッスンでは私の回答に対して(厳しいエンジェルで笑)アドバイスをしていただき、時にはその内容から教育について討論することもあり、毎回、私の世界が更新されていくほど新鮮で教養溢れるものでした!

 

そして、私の理想を話したところ、

「すばらしい!是非目指しましょう!」

と言ってくださいました。

 

そんなこと言われたら本気で目指しますよ!

 

なんせ自分のことを非常に運がいいと思えるのほどの人間ですから。笑

 

だからこそ、

私は毎回の課題に対してなんとかして河野先生を納得させるための回答を生み出そうと試行錯誤して挑みました。

そしてある考え方にたどり着きました。

 

それはあらゆる面接の質問に対して、

生徒がいることを想像して、

生徒がどんな表情で、どんな願いをもってそこにいるかをイメージする
というものです。(当然といえば当然なのですが)

 

面接の質問も、教育法規も最新の教育科学も採用試験に合格するための手段で終わるのではありません。

 

いつか出会うであろう子供を守り、育むためにあるのです。

 

こう考えるとその先にある未来にワクワクしている自分がいました。

 

これは現在も変わっていません。

もちろん、実際は例外ばかりのケースバイケースの対応です。

 

だから現状の生徒の実態を見極めるのです。

‘今’を直視しているからこそ‘未来’を想像できます。

そして生徒たちの希望(成長)が毎日積み重なっていることを実感できるからこそ、理想を実現できると信じられるのです。

 

ただ、未来の形は人それぞれです。

だから私は自分の世界をアップデートし続けています。

県内外を問わず研修へ参加することはもちろん、

また、プライベートでもさまざまな分野の人と交流することで、

いろんな人の想いや希望、経験を知ることができます。

 

仕事や学校だけでなく、

 

旅行、食事、料理、恋愛、読書、漫画、美術館めぐり、スポーツ、音楽、映画、散歩、友達との時間、庭を眺めながらボーッと過ごす時間などなど笑

 

人生におけるあらるゆチャンスが私の世界を広げてくれます。

 

生徒のほとんどは教員にはならずに、
遠くない将来一般企業に就職することが多いでしょう。

もっといえば企業に就職するのではなく別の形をとる生徒もでてくるでしょう。

 

だからこそ学校だけの教員だけの物差しで彼らを見ていては、生徒の未来を見据えることはできません。

私たち教師も自分にない世界へ挑戦し、学び続けていくのです。

 

「世界を幸福で満たす」

 

とても壮大ですが世界の幸福は一人ひとりの幸福でできると思っています。

 

天台宗を開いた最澄が

 

「一隅を照らす」

 

という言葉を残していますが、

 

一人ひとりがその場で輝くことができれば、世界は明るく幸福になるのではないでしょうか。

 

だから私が実践していることは単純です。

 

生徒に対して、明るくあいさつをする。

喜びをもって、ありがとうと言う。

敬意をもって話をする。

 

そして、

本気で学ぶ楽しさを伝える。

学びの本質は、

 

「遊び」

 

だと私は考えています。

(某大学のキャッチフレーズと類似していますが偶然です。本当の本当に偶然です笑)

 

例えば、

幕末の京都に大田垣蓮月という尼僧で陶芸家がいました。

彼女は戊辰戦争で京から江戸へ出立する西郷隆盛に以下の歌を送ったそうです。

 

「あだみかた勝つも負くるも哀れなり同じ御国の人と思えば」

 

皆さんはこの歌でなにをイメージしましたか?

江戸城無血開城をイメージした方は一つのストーリーが完成したのではないでしょうか。

 

この歌がどれほど西郷に影響を与えたかは明確な史料がないので定かではありません。

(ですからこのストーリーを歴史的事実として認識してしまうのは歴史学ではないです。歴史学としての授業であれば根拠となる史料に基づく必要がありますからそこは教師が気を付けなければならないところです。)

 

ですが「西郷隆盛」という人物と「戊辰戦争」「江戸城無血開城」という事象、それらの知識とこの歌を活用することで、この歌にドラマが吹き込まれて、今まで見えてこなかった歴史上の人物の感情や風景がそこに現れてきます。

 

これもひとつの歴史における遊びだと私は考えています。

 

確かな知識が前提にあって、そこから人としての感情を想像することで、歴史が人間の手によって紡がれているものだと感じることができる。

 

歴史はそれ自体では私たちの人生を豊かにしません。

 

その歴史をどのように扱うか、なんのために扱うか。

 

これによって歴史は、学びは、私たちの人生に遊びを与え、楽しくしていくのだと実感しています。

 

みなさんが教科を通して生徒たちに伝えたいことはなんですか?

 

私は学びのなかの「遊ぶ」楽しさです!

 

自分が心地よいと思えたことは、自分も周りの人にしてあげたい、発信したいと思えるのではないでしょうか。

 

そうすれば、少しずつ世界は幸福で満たされてくのだと私は考えます。

 

最後に、

 

以前登場した伝説の受講生の記事にもありましたが、

 

教育界には「昨年通り」を好む傾向はやはりあると思います。

 

一方で皆さんご存知の通り世界はどんどんと更新されていきます。

 

これまでも幾度となく常識は塗り替えられてきました。

 

生徒は、

 

10年前の(過去の)常識の世界に生きるのではありません。

10年後の(未来の)常識の世界に生きるのです。

 

私たち教師はこの10年を見据えて、

今日の生徒と接するのではないでしょうか。

 

とは言うものの、私もまだまだ知らないことやできないことが多すぎです。

だからたくさんの周りの人たちの力を借りています。

時には生徒の力も借ります。

生徒の力は時に計り知れなく、本当に驚かされます!

でも、それが結構うれしいんですね笑

 

学校は、

 

‘昨日’へ生徒を送り出すのではありません。

‘明日’へ生徒を送り出すのです。

 

私たちは、

 

‘昨日’を繰り返すために学ぶのではありません。

‘明日’を創造するために学ぶのです。

 

長い文章でしたが、この記事で少しでも希望を持てる方がいれば幸いです。

 

教育は人類が世界に存在する以上、終わることのない営みです。

 

一緒に明日を創造していきましょう!

 

 

Contributed by まさひでくん。

 

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