自信をもって教師になろう!by よっちゃん。
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教育論
今日は、「よっちゃん」からの寄稿です。
よっちゃんからのこの寄稿を何度も読み返して、よっちゃんが受講生だった時代を思い出しました。どちらかと言えば、おとなしい受講生だった、よっちゃんが、いまでは、情熱的な教師になって、大活躍をしています。私は、よっちゃん先生を心から尊敬しています。
私は大学を卒業し,3度目の教採で合格しました。
つまり,2度失敗したということです。
その2度の失敗はどちらも2次試験での「面接」。
原因は単純です。
「自分に自信がなかったから」
今考えても,当時の自分は絶対に受からないだろうし,自分が面接官であっても絶対に採用しないだろうと思います。
自分に自信がないので,何をしゃべっても心のどこかで「絶対心に響いてないな」とか思ったり,軸がぶれるので,喋りながら「これが言いたいんじゃないのに」とか思ったりしながらどんどん自分で悪い方向へと進んでいっていました。
どんなに良い言葉を並べても,そこに「自分」はいませんでした。
それを聞いている面接官に「はいはい,受験用作文よくできました。」
と言われているような気さえするほどでした。
例えば,「子どもに寄り添う」という言葉
これは多くの受験生が使う表現でしょう。
私はこの言葉を深く考えずに使ってしまっていました。
今であれば,この言葉に多くの意味を持たせ,確固たる信念をもって使うことができます。
子どもに寄り添った教育という意味を深く考え,自分の経験としてそれを実践しているという自負があるからです。
「自信があります」
胸を張ってそう言い切ることができれば,面接でも何でも語れるはずです。
自分に自信をもつためにまずしたことは,想いを探し,創ることです。
今までの経験の中から「これだけは頑張った」「熱中した」「伝えたい」「アピールしたい」ということばかりを集めていきました。
もちろん,自分一人で見つけるのは大変なので,他の人との会話の中から見つけたり、アドバイスをもらったりしながら少しずつ自信を積み上げていきました。
自分のどこに自信をもてばいいのか悩んでいた時期に,ある人にこう言われました。
「まじめでおもしろい」
今まで「まじめ」と言われたことはあっても「おもしろい」と言われたことは記憶にありませんでした。
だから自然と「自分はおもしろくない人間」「自分が人を笑顔にすることなんてできない」と勝手に思い込んでいました
「まじめでおもしろい」と言われて初めて,「自分っておもしろくてもいいんだ」「笑顔にさせることができるんだ」と思うようになりました。
その一言は,私の人生を変えてくれた一言です。
そこから,自分に少しずつ自信をもてるようになりました。
始めは,単純な「思い込み」でも良いと思います。
「自分ってこんな良い所があるんじゃないかな」
「ここが強みにできるんじゃないかな」
それをもとに,少しずつ,少しずつ家の基礎を作って固めるように,自分の想いを形にしていくことで,自信がでてきました。
現在,合格して3年目。
辛く,苦しいこともありますが,私は自信をもって教育をしています。
自己肯定感が低い児童・生徒が多いと言われているこの世の中、今教えている子どもたちが自信をもって生活できるようにするために子どもにかける言葉にこだわっています。
自分の一言で自信をもち,できなかったことができるようになり,そこに笑顔と喜びが生まれる。
子どもたちがその喜びを実感できたとき,それは私の喜びにつながります。
声かけ一つで変わるのです!
その姿をみて,子どもっておもしろい!
と思いますが,大人も一緒です。
大人だって,褒められればうれしい。
良い所を言われれば自信になる。
自分に自信をもちたければ,他の人に自信がもてる言葉をかけてみてください。
それは必ず自分にとってプラスになって返ってきます。
私は,会話の中でその言葉に出会いました。
多くの人と話し,刺激をもらい,自分を高めるべきです。
できるだけ,自分にはないものをもっている人と話した方がいいですよ!
自分に自信をもてる一言をくださった河野先生に,ただ感謝です。
合格を目指す皆さんを応援しています。
Contributed by よっちゃん。