面接の合否の予測は「ブースト理論」で可能です!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 合格への戦略, 教採塾の新企画, 面接力向上
ここ数日の教採塾の2次試験対策の講座では、「ブースト理論」という新しい理論を用いて、面接での合格を確実にする特訓を行っています。
面接の合否(評価)は、面接官が決めるということで、どうすれば合格が確実になるのかが予測できないと思っている人も多いようです。
面接の指導者によっては、できるだけ無難に、普通のことをやっていれば何とかなるという目論見で、ありきたりで無難な指導を心がけている人もいるようです。
もちろん、あなたが教師になるキャリアのメインストリームを歩いていて、特に不利なバックグラウンドもなく、教採不合格の経験も多くなく、さらに、名門大学を卒業していれば、無難な戦略でも合格は勝ちとれます。
でも、どこかに説明しずらいところがある、あるいは、自分の強みをアピールする有効な材料がない、不利に見えるバックグラウンドがある、というような場合では、無難な戦略は、確実に不合格につながります。
では、教採の面接で合格するための面接の準備の仕方は、どうすればよいのか、これまでも多くの取り組みがなされてきました。
もちろん、教採塾も、過去15年間、多様な指導方法で、それなりの成果は出してきました。
でも、まだまだ、面接で合格を確実にするという観点では、受験者の多くの人が不安を感じているのは事実です。
筆記試験なら、自分の勉強具合で、自分の得点をある程度は予想できます。
ところが、面接は、どんなに準備していても、面接官がどう評価してくれるのかということについては、不安が消えることはありません。
こんな不安や悩みを受け止めながら、数百人・数千人と面接指導をしてきた経験から、ごく最近ですが、非常に精密に合格を予測でき、非常に効果的・効率的に面接演習を行う理論を開発しました。
「ブースト理論」です!!
ブースト理論の根幹は以下のようなものです。
1.面接の能力は、大まかに分けて、「パフォーマンス(表情、外見、雰囲気、語り方、態度など)」と、「コンテンツ(語る内容、言葉の選択、表現の妙味、レトリック、語りのインパクト・ユニークさなど」の2つに分かれる。
2.パフォーマンスとコンテンツは、並立するというよりは、マズローの欲求階層のピラミッドのように、下部が満たされれば、上部に昇れるという階層構造をなしている。
3.パフォーマンスが階層ピラミッドの下部の階層として存在し、そして、パフォーマンスが、おおよそ80%程度の表現効果を達成したときに初めて、上部の階層であるコンテンツの階層にのぼれる。(つまりは、パフォーマンスが、80%未満であれば、コンテンツがどんなに良くても、合格することはないということ。)
4.コンテンツの領域は、3つの層に分かれていて、下から順に、「わかる」、「納得」、「すごい!」という3層からなる。コンテンツは、言葉による語りであるので、まずは、聞いてわかることが出発点。これをクリアしなければ上に行けない。聞いてわかれば、次の「納得」に進む。「納得」の階層では、受験者の語りを聞いた面接官が、好感や共感を感じることによって、語りへの評価が高まる。納得が一定の感動の水準を超えると、「すごい!」の階層に達し、ここまで来れば、面接で合格することは簡単となる。
5.面接での最低合格水準は、コンテンツ領域の2層目の「納得」のハーフトップくらいとなる。
6.パフォーマンスは80%程度で、コンテンツ領域に進めるが、パフォーマンスが80%よりも、さらに優れていた場合、例えば、100%のパフォーマンス、120%のパフォーマンス、あるいは、人によっては、200%のパフォーマンスを発揮できれば、コンテンツに進むのに必要な80%以上の部分は、「ブースト」分として、コンテンツの評価の際に加算される効果を生じる。(パフォーマンス100%とは、教採受験者に求められる標準的なパフォーマンを言う。)
7.ブーストが付くと(120%のパフォーマンスなら、120%-80%の40%がブーストとなる。200%のパフォーマンスができれば、120%のブーストとなる)、そのブーストは、コンテンツの評価に加算される働きをする。つまり、40%のブーストがコンテンツにかかれば、コンテンツは「わかる」(わかりやすい)というコンテンツの最下層を満たすだけで、「納得」(面接官が好感・共感を感じる)層まで達することができる。もし、120%のブーストがコンテンツにかかれば、コンテンツの「わかる」層を満たすだけで、すぐに「すごい!」という最上層に達することができ、合格がその時点で決まる。
8.以上を考慮すると、以下のことが言える。
(1)パフォーマンスが80%未満の人は、パフォーマンスのクオリティを上げることに専念すべきであり、コンテンツ(語りの内容)を考える意味はない。パフォーマンスを80%以上に上げなければ、不合格は確実なのだから。
(2)パフォーマンスが80%をはるかに超え、例えば、140%や150%に達することができる人は、コンテンツは、「わかりやすい」をクリアすれば、合格圏に達することができる。特に、コンテンツを最強のものに練り上げる必要性は少ない。
(3)パフォーマンスが80%ギリギリの人は、コンテンツでの勝負となるので、コンテンツ(語りの内容・表現・インパクト)を高め、コンテンツの力で、「納得」から「すごい!」の層まで達することが合格には必要。
(4)以上のように、「ブースト理論」によれば、その人のパフォーマンスの能力をまずは80%を維持した上で、あとどのくらいパフォーマンスからのブーストを積み上げることができるかで、コンテンツを練り上げる必要度が変わってくる。
いかがでしょうか?
これが「ブースト理論」です。
ブースト理論は、受験者個人によって、合格戦略、準備戦略、練習方法が違います。
まずは、パフォーマンスを80%以上に上げる必要がある人。
パフォーマンスをどんどん上げて、ブーストの力で合格を勝ちとる方向性で特訓すべき人。
パフォーマンスは80%程度で停めて、コンテンツを練り上げて、コンテンツで合格を勝ちとる方向性で特訓すべき人。
パフォーマンスからの中程度のブーストと、コンテンツの精錬の「合わせ技」で合格を狙うという方向性で特訓すべき人。
受験者ごとに特訓の方向性は違います。
何十人、何百人と受験者を集めて、講師が講義して、受験者同士のグループの練習をしても、「ブースト理論」を適切に適用することはできません。
面接は建前でも、儀式でも、精神論でもなく、受験者個人個人の今あるパフォーマンス(年齢・性別・表情・雰囲気・態度・外見・オーラなど)とコンテンツ(語りの力、レトリック、インパクト、ユニークさなど)を、徹底的に観察・分析して、その個別の受験者にあった合格戦略を立案し、合格に導くことが何よりも必要です。
そして、「ブースト戦略」は、数時間~十数時間で、それが可能なのです。
だからこそ、教採塾の2次試験のための直前講座は、9名、あるいは、3名という超少数精鋭の講座にしました。
個別の戦略立案と特訓(演習)こそ、合格への秘訣ですから。
また、さらに練度を高めるために、講座後の個人レッスンハーフも設定しました。
学校教育だけでなく、教採合格のための学びも、個別の指導計画が何よりも重要になってきます。
パフォーマンスが80%に達していない人のためには、パフォーマンスを重視した特訓も行います。個別の課題を徹底してクリアするためにも、超少数精鋭であることは大きなメリットです。
また、パフォーマンスに特化した講座をRyoさんを主任講師として、開講します。さらには、Ryoさんの個人レッスンを取るという、とても贅沢なパフォーマンス力向上法もあります。
ブースト理論で面接や模擬授業の訓練をすると、非常にハイスピードで、合格力が向上します。
しかも、自分が何を高めればいいのかが、明確になり、演習の方向性もすぐに見えてきます。
その上で、河野や川上、Ryoさんといったプロの指導者が、徹底的に合格への戦略と特訓を立案・提供します。
「ブースト理論」での短期合格(面接での高得点での合格)を、是非、2次試験前の短期間で、徹底して、やっていきましょう!
合格はすぐそこです!!
では、また明日!!
河野正夫