グループワークを知る!

パフォーマンス力向上

こんばんは。

 

教採塾の川上です。

 

 

教採で、グループワークが課される自治体もあることと思います。

広島でも、教採ではグループワークがおこなわれます。

 

そもそも、グループワークがおこなわれるきっかけとなったのは、【子どもたちのコミュニケーション能力を育むために~「話し合う・創る・表現する」ワークショップへの取組】という、コミュニケーション教育推進会議が平成23年におこなった審議の経過報告に基づくものです。

 

この観点から、

コミュニケーション能力を評価するためにグループワークをする、と実施要綱に説明が記載されている場合がありますが、実際には、コミュニケーション能力の前にあるものとして、

 

・好印象

・好感

・明るさ、元気さ、爽やかさ

・好感のもてる表情

・好感のもてる話し方

・好感のもてる雰囲気

 

があるかどうかがとても重要になってきます。

 

だからと言って、極端に気張る必要はありません。

 

基本的には、グループワークは、俗にいう「変な人」を落とすためのものだといっても過言ではありません。

 

従って、多くの人は、

普段、職員室で先輩教員と話すときの雰囲気、あるいは、何かの場面で初対面の方と話す際、適度な緊張感の中で、好印象を与えられるように意識されると思いますが、そのような感じで問題ありません。

 

 

「変な人」というのは、

 

・見ていて、言葉遣いや態度・仕草などのちょっとした部分が気になる

・表情が作られ過ぎていて、不自然・不気味

・大げさであざとい演技

・やたらと仕切りたがる、仕切ってくる

・全くしゃべらない、反応が薄い

 

というような人達のことです。

 

 

私も学生時代に実際に教採を受けて、グループワークを経験した中で「多いな。」と感じたのは、大げさであざとい演技をする人ですね。

失礼を承知で申し上げますが、「どこの大根役者だよ!」という感じで、見ているこっちが恥ずかしくなるような人が、各グループに1~2人はいるのです。

 

他にも、「そうですね!」「いいですね!」と大げさに相槌をうつ、という方も多くいらっしゃいました。

 

上記の人たちは、一生懸命、大学等でグループワークの練習をしてきたのでしょうが、本当に、見聞きしている側からすると、苦笑いでしかありません。

 

面接官の視点からすると、

あざとく、大げさな演技や相槌は、イラつくだけです。

 

例を挙げてみましょう。

 

A:「〇〇くん,昨日何食べた?」

B:「焼肉」

A:「えぇー!いいなー!おいしそう!!飲み物は、何を飲んだの?!」

B:「ビール」

A:「そうなんだね!うわぁー、うらやましい!お肉とビール、最っ高だよね!」

 

 

このようなことを、普段の生活の中で、友達や同僚から言われたら、イラっとしませんか?(笑)

これと同じなのです。

 

このような、「1人舞台でもやっているのか。」というような人、先ほど挙げた、ちょっと気になる部分がある人というのは、その人のみが落とされます

 

しかし、例えば、活動の中でも反応が薄い人、会話に一切入ってこない人がいたら、「この人だけが落ちるだろうから、放っておけばいいや。」と放置しないでください。

 

また、逆に、

アグレッシブにその場を仕切りたがる人(グループでの議論の時間が5分だとして、そのうちの3分以上を一人で話しているような人)がいた場合も、放置しないでください。

 

前者の場合は、「Aさんの意見はどうですか?」というような声をかけて、参加を暗に促したり、後者の場合は、「なるほど。」と受容的な態度をとりつつも、他の人に話を振って、仕切り屋の受験者が話すのをうまく止めたりしないといけません。

 

なぜ放置してはいけないか。

それは、五人組制度みたく、「協調性なし」、「利己的なグループ」、「相互扶助なし」というような色々な理由をつけられ、連帯責任としてグループごと、まとめて不合格になる場合もあるからです。

 

さて、

 

今年あたりは、1人10秒~20秒程度で実演して、合体させて演技を完成させる、というロールプレイング形式が出題されるかも(・・)しれません

 

グループワークにおけるロールプレイングは、自分をどう演じるか、合格する演技とはどんなものかを考えながらしなければいけません。

 

しかも、1人ずつの実演の場合、自分のグループワークの評価が決まるのは、ほぼその実演の瞬間です。

 

己をさらけ出したもの勝ち、ということではもちろんありませんが(笑)、消極的で、恥ずかしがっていては、受かるものも受かりません。

 

色々な役を演じると思いますが、どうぞ楽しみながら演じてください。

 

しかし、楽しんでいるだけではNGですよ!

 

「演じている。」という根底を忘れないことです。

 

楽しむことばかりが先行すると、先ほども述べたように、あざとく感じられてしまう場合もありますので!

 

グループワークの評定は、全体的にも(筆記試験・面接・模擬授業・実技・グループワークなどを併せた評価)、そこまでの割合は占めません。

 

どれだけ多く見積もっても、全体の評定の2割無いくらいだと思われます。(1割も無いかも・・・)

 

ただ、グループワークの評定が、例えばA~Dまである中で、Dがつくのであれば、他の点数がよくとも、合格の可能性はゼロだと思います。(C以下がアウト、という自治体もあります。)

 

コミュニケーション能力が低い、もっと言うと、最初に記載した、

 

・好印象

・好感

・明るさ、元気さ、爽やかさ

・好感のもてる表情

・好感のもてる話し方

・好感のもてる雰囲気

 

が感じられないということです。

 

となると、教員としての資質自体が問われることとなります。

 

 

たかがグループワーク、されどグループワーク。

 

侮ることなかれ!!です。

 

ただ、繰り返しになりますが、

 

安心してください!大多数の方は、まずDはつきませんよ!(笑)

 

本当にごく一部の「変な人」を見極めるための活動です。

 

どうぞ、気楽に、楽しんでグループワーク活動をしてください!!

 

 

では、また7の付く日に!

 

 

教採塾

川上貴裕

 

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