教採合格に直結する自己アピール文の書き方は、インベンションと感性で決まります!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 合格への戦略
教採合格に直結する自己アピール文の書き方は、インベンションと感性で決まります!
教員採用試験を受験する人の自己アピール文や願書のいわゆるエントリーシートに書く文章は、多くの場合、とても平凡で退屈なものです。
確かに、教育への想いや教師になりたいという想いはあるのかもしれませんが、そういう想いが文章からは感じられないのです。
単なる受験作文になってしまっているのです。
大学生の受験者も、講師経験者も、民間企業経験者も、みんな同じような内容を同じような文章で書きます。
恩師に憧れて、教師を目指した。
子供の個性を伸ばしたい。
笑顔があふれる学級を作りたい。
子供に寄り添いたい。
できた喜び、分かった喜びを子供に感じ出せたい。
それぞれ内容が不適切とは言えませんが、自己アピールや志望動機の文書としては、平凡で凡庸で退屈で、合格には到底及ばない駄文です。
でも、教採の受験者は、こんな文章ばかり書きます。
結局は、受験作文しか書けない人があまりにも多いのです。
私は、講座でレトリックの5つのキャノンを教えます。
レトリックの5つのキャノンとは、
発想(Invention)
構成(Arrangement)
修辞(Style)
記憶(Memory)
演出(Delivery)
です。
日本人は、最初の「発想」の部分をあまり重視していません。
2番目の構成のところから考える人が多いようです。
序論・本論・結論とか、起承転結とか、文章の構成から入ります。
だから、つまらない文章になるのです。
重要なのは、「発想」です。
発想とは、あるテーマをどんな視点・切り口で話すかということです。
発想は英語で、Inventionとなっていることがとても示唆的です。
Inventionとは発明という意味です。
つまりは、あるテーマを話すときに、どんな視点・切り口を発明するかが、その語りがすぐれたものになるかを決定するということです。
たとえば、「レモン」の話をするとして、普通に、
レモンは柑橘系の果実で、ラグビーのボールのような形をしていて、色は黄色です。その果汁をジュースや料理に利用します。
なんて、話したのでは、あまりに当たり前すぎて、面白くもありません。まさに、辞書的な説明で、誰でも知っている情報を凡庸な言葉で語っているだけです。説得力もありませんし、人を引き付ける力もありません。
でも、発想(Invention)を工夫して、例えば、
レモンを絞るときに、多くの人は、皮を上にして、果肉を下にして絞りますが、皮を下にして絞る方が、レモンの風味をはるかに美味しく楽しめる絞り方です。
とすれば、ちょっとした面白い語りとなります。
あるいは、広島県の人を喜ばせたいのであれば、
国産のレモンの70%は、広島県で生産されています
と言えば、聞く人の興味を引くかもしれません。
要は、発想とは、聞き手の興味を引き、聞き手が、もっと話を聞きたいと思わせるための仕掛けであり、仕組みです。
発想ができていなければ、その語りは、平凡で退屈でつまらないものとなります。
教採の自己アピール文も志望動機文もエントリーシートも、なにより重要なのは、文章の「発想」です。
どんな視点・切り口で自分をアピールするのか、どんな視点・切り口で志望動機を伝えるのかを考えておかなければ、単なる駄文となり、教採合格を勝ち取ることはできません。
発想に優れている文章は、必ず読み手の心をつかみ、教採であれば合格を勝ち取ることができます。
発想こそ、語りの神髄であり、いわゆるスピーチライティングの土台です。
さて、このレトリックの5つのキャノンの「発想」理論を踏まえながら、皆さんの自己アピール文等の添削を、現在、川上貴裕が行っています。
川上には、レトリックの理論もたっぷりと伝授していますので、ハイレベルの添削や相談に乗ってくれます。
現在は、「自己アピール書のための個人レッスン@40分by川上」という企画で、40分で6,480円というリーズナブルな受講料となっています。
広島市内では、まだ若干の日時(枠)が残っていますが、皆さんのご要望が大きかった、東京での指導日時(枠)を2つだけ追加しました。
4月16日(日曜日)19時30分~20時10分@東京
4月16日(日曜日)20時30分~21時10分@東京
わずか二つですが、東京(品川駅近辺)開催ですので、見逃せませんよ!
東京開催も広島開催も、川上の添削個人レッスンを受講希望の方は、
こちらの申込フォームから、お申し込みください。
川上がこういう指導が得意なのは、やはり、川上の豊かな教養と感性の賜物です。
多くの人が受験作文しか書けないのは、学力がないとか、資質がないということではありません。教養と感性が足らないからです。
いわゆる狭義の学力と教養は違います。
教養とは、豊かな芸術的感性と人間的魅力があることです。
川上は、映画、料理、コーヒー、ワイン、武道などなど、多くの趣味を広く深くこなし、豊かな感性を持っています。
この感性が、川上の文章添削をとても優れたものにしています。
川上のこの感性をさらに磨いてもらうために、川上には、今年の秋、10月2日から10月10日までの間、イタリアのローマで海外研修をしてもらうことにしました。
感性を磨くための海外研修ですから、二千年以上の歴史を誇る、永遠の都ローマを選びました。
感性を磨くためですから、往復の飛行機の座席も「01A」です。つまり、ボーイング747(ジャンボジェット)の一番前の窓側の席、俗にいう「ポールポジション席」です。500席以上の乗客が乗るB-747の最上級席、No.1シートです。
こんな感じのシートです。
(これは、ポールポジション席ではありませんが、これの01A席です。)
ローマでも、川上には、感性を大いに磨いてもらうことを期待しています。
ですから、川上には、一人でローマに行ってもらいます。
自分の力で、初めてのイタリアで、大いに、感性を磨いてもらおうと思っています。
コーヒー、ワイン、映画、歴史、美術館、永遠の都の散策、高級レストラン巡り、何でもいいので、感性を高めて欲しいと思っています。
ローマから帰ってきた川上は、これまで以上に、素晴らしい指導をするものと大いに期待しています。
皆さんも、これからの川上貴裕の進化発展にご期待くださいね!!
では、また明日!!
河野正夫