レトリカル・パフォーマンスという言葉をご存知でしょうか？

 

あまり広く使われている言葉ではありませんが、実は、私たちは、日々、レトリカル・パフォーマンスに触れています。

 

レトリカル・パフォーマンスとは、一定のメッセージを効果的に発信することにより、聞き手（聴衆）の心を動かし、所定の目的を達成する営みです。

 

 

テレビ等でのコマーシャル（CM）も典型的なレトリカル・パフォーマンスの例です。

 

また、テレビショッピングなどで（例えば、ジャパネットたかた）、ある商品を効果的に紹介するのも、レトリカル・パフォーマンスの例の一つです。

 

宣伝や説得のためのプレゼンテーションも、当然、レトリカル・パフォーマンスの範疇に入ります。

 

 

こう考えてくると、自分を採用してもらうためのアピールである就職試験（教員採用試験を含む）での面接も、レトリカル・パフォーマンスだということができます。

 

 

教員採用試験の面接は、ただ単に、事実を答えるアンケート調査ではありません。

 

採用側の面接官は、あなたに関する事実を知りたいために面接をしているのではありません。

 

採用側の面接官は、あなたが教師になるにふさわしい人物なのか、人間的魅力がある人物なのか、教師になって優れた教育をしてくれそうな人物なのかを見極めるために面接を行います。

 

 

当然、あなたは、採用側の面接官に、採用してもらう（合格させてもらう）ために、面接で語ります。

 

あなたが面接で語ることの真の目的は、合格を勝ち取ることです。

 

合格を勝ち取るために、あなたは、面接官と対話することで、あなたの資質、適性、能力、潜在的可能性、人間的魅力などを感じてもらおうとします。

 

教採の面接は、あなたが合格するために、自分をプレゼンテーションすることです。

 

もちろん、単なるプレゼンテーションではなく、面接官の質問に答えていくという対話の中で行われる、比較的ハイレベルのプレゼンテーションです。

 

でも、面接官の心を動かし、自分を採用してもらうということを目的としたレトリカル・パフォーマンスであることは疑う余地はありません。

 

 

教採の面接はレトリカル・パフォーマンスなのですから、レトリカル・パフォーマンスの理論に基づいて戦略的に準備することが必要です。

 

テレビコマーシャルをつくるときには、コマーシャルの聞き手がどう感じるか、どのようなメッセージをどのような映像で発信すると聞き手の心を掴めるかを綿密に計算します。ときには、事前にモニタリング調査を行い、聞き手の印象を調査することもあります。

 

ジャパネットたかたがテレビショッピングの準備をするときも、ある商品をどのように紹介すれば、消費者の興味を引き、購買意欲を掻き立てるかを綿密に計算してつくっているはずです。

 

 

 

 

ところが、教員採用試験の面接を受ける人は、そこまで綿密に考える人はごく少数なのではないでしょうか。

 

せいぜい、想定される面接質問に、事前に回答原稿をつくって頭に入れて、それを答えればいいくらいに思っている人が多いのではないでしょうか。

 

面接練習といっても、せいぜいが場慣れのための面接リハーサルくらいの位置付けで考えている人が多いはずです。

 

そして、面接官の質問に正直に答えていればなんとかなると思っている人がかなりいます。

 

挙げ句の果てに、「ありのままで話してくる」などと愚かなことを言う人も出てきます。

 

 

教採の面接は、レトリカル・パフォーマンスです。

 

レトリカル・パフォーマンスは、綿密な戦略のもとに、言葉と語り方、表情・雰囲気・外見を駆使して、聞き手の心を動かし、所期の目的を達成することです。

 

教採の面接はレトリカル・パフォーマンスですから、当然に、綿密な戦略のもとに、言葉と語り方・表情・雰囲気・外見を駆使して、面接官の心を動かし、合格を勝ち取ることである必要があります。

 

 

教採の面接は単なる会話ではありません。

 

会話の形をしたレトリカル・パフォーマンスです。

 

 

レトリカル・パフォーマンスという視点で、教採の面接を考えて、戦略的に準備すれば、面接において、高得点での合格を勝ち取ることは難しくありません。

 

レトリカル・パフォーマンスとしての面接をしっかりと準備すれば、面接で不合格になることはまずあり得ません。

 

 

こういう観点から、4月期の教採塾の面接講座は、以下の講座で、「河野正夫による教採面接レトリカル・パフォーマンス特訓」を行います。

 

 

4月6日（金）金曜福山校　２次試験対策講座

 

4月13日（金）金曜東京面接講座（東京教採塾）

 

4月15日（日）東京教採塾　２次試験満点講座

 

4月16日（月）名古屋教採塾　名古屋面接講座

 

4月20日（金）金曜広島校　２次試験対策講座

 

4月21日（土）広島校　２次試験対策講座（午前コース＆午後コース）

 

4月27日（金）金曜大阪面接講座（大阪教採塾）

 

4月29日（日）大阪教採塾　２次試験対策講座

 

 

河野正夫が最も得意とするレトリカル・パフォーマンスの特訓を徹底的に行なっていきます。

 

河野は、その昔、選挙プランナーであったり、政治家のスピーチライターであったり、企業のコピーライターであったりしましたので、そういった経験で身に付けた能力を総動員して、最高の特訓をおこなっていきますね！！

 

 

ということもあり、教採塾は、4月入塾を受け付けています。

 

２次試験講座だけでなく、すべての教採塾（校舎）での、筆記試験満点講座、総合対策講座も、4月からの入塾を歓迎しています。

 

4月から入塾しても、ある程度の準備ができるようにカリキュラムは設計されていますので、4月入塾は決して「遅すぎる」ことはありません。

 

教採塾のホームページ から、是非、お申込みください。

 

さらに、4月期から、大阪校（大阪教採塾）の開講場所を、従来の新大阪駅近くから、大阪駅近く（梅田）に移動しますので、これにあわせて、２次試験満点講座（日曜日開講）の定員を若干増員します。

 

従って、大阪教採塾の２次試験満点講座（日曜日開講）は、あと数名程度のお申し込みを受け付けますので、受講希望の方は、是非、お申込みください。

 

 

教採塾は、4月期から、大きく進化発展しますので、大いにご期待ください！！

 

 

 

追伸：4月期に予定していたRyoさんのパフォーマンス特訓は、防音会場の手配が間に合わなかったため、翌月以降に延期されました。防音会場の手配が可能になったら、あらためて告知しますね！！

 

 

 

 

では、また明日！！

 

 

 

教採塾

河野正夫