教員採用試験の願書提出期が近づき、そろそろ自己アピール書を書く時期ですね。
そこで、あなたに質問です。
あなたの自己アピール書は、読む人の心を動かせますか??
教員採用試験の願書提出の際に添付する自己アピール書(自己アピール文や志望動機文など)は、本当に、あなたの伝えたい想いや情熱が、読み手(採用側)に伝わる文章になっていますか?
あなたは、あなたの自己アピール文や志望動機文に自信を持ち、情熱を持ち、誇りを持っていますか?
もし、あなたの自己アピール書が、受験用の作文であれば、そんな文章では、採用側の読み手の心を動かすことはできず、合格に近づくことはできません。
私は、これまで、数千の自己アピール文を読んで、指導してきました。
教採受験者の場合、8割くらいの人が、受験作文をしています。
自己アピール文といいながら、本心でもないことが書き連ねられています。
本当に伝えたいことというよりは、どこかで聞いたような当たり障りのない長所が書かれています。
自分でも特に感動するわけでもなく、自分でも自信を持って書いたわけでもなく、自分の本当の情熱を書いたものでもない、凡庸な文章がそこにはあります。
そして、そんな文章は、多くの人に共通な、「どこかで聞いたような言い回し」が凡庸に詰め込まれています。
恩師に憧れて、
笑顔が溢れる学級、
子供に寄り添い、
あきらめない心、
こういった、既にインフレーションを起こしている、誰もが使うような、しかも、自分なりの定義も思い入れもない言葉を乱発して、自己アピールを書き、合格を逃してしまいます。
また、志望動機文などでは、志望自治体のパンフレットやホームページから、適当な語句を引用して、文章を書きます。
コミュニケーション能力とか人間性とか、自分でもよく意味がわかっていないような言葉を使います。
知りもしない施策に感銘を受けたと、すぐにバレるウソをつきます。
日本中で教員の研修は行われているのに、「この自治体の研修が充実しているので志望する」といった愚かなことを書きます。
採用側の面接官は知っています。
上記のような凡庸な受験作文を書くような受験者は、合格させるに値しません。
こういう受験者は、合格させてもいい教師にならない可能性が高いということを採用側は知っています。
なのに、8割程度の受験者は、こういう受験作文を書きます。
いや、でもそれでいいのかもしれません。
残りの2割の受験者は、本気の想いを文章にします。
残りの2割の受験者は、自分の言葉で、想いを言葉というカタチにします。
残りの2割の受験者は、自分が書いた文章に自信と情熱と誇りを持っています。
こうした2割の受験者が確実に合格するためには、8割の受験者の凡庸な受験作文との圧倒的な差を採用側に感じてもらうことが必要なのかもしれません。
今年も再びありきたりの文章を書いて、今年も不合格になるのか。
今年は自分の伝えたい想いを、情熱を、志を、インパクトある言葉というカタチにして、採用側に伝えて、合格するのか。
その判断をするのはいまです。
自己アピール文や志望動機文などを書いている人は、もう一度、自問自答してみてください。
あなたの自己アピール文(志望動機文)は、読む人の心を動かせますか?
あなたの自己アピール文(志望動機文)は、あなた自身が、自信と情熱と誇りをもって、胸をはって、伝えることができるものですか?
それとも、やはり、あなたの自己アピール文(志望動機文)は、受験のための想いも情熱もない、単なる受験作文なのですか?
上記の問いへのあなたの答が、あなたの合否を決めるということを自覚してくださいね!!
グッドニュースは、世の中の教採受験者の8割近くは、凡庸な受験作文で自己アピール文や志望動機文などを書くということです。残りの2割になって、人の心を動かせる文章を書くことができれば、合格に大きく近づけます。
あなたの自己アピール書は、読む人の心を動かせますか??
この問いに胸をはって、イエス!と答えてくださいね!!
では、また明日!!
河野正夫