ユニークな経歴の人はユニークさが心配になります。平凡な経歴の人は平凡さが不安になります。

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5日間、ご無沙汰していました!!

 

ブログDE教採ファンの方、お待たせしました。

 

実は、1月12日(金)から16日(火)までは、東京教採塾・名古屋教採塾の4泊5日の出張でした。

 

出張中は、移動があり、講座があり、現地の受講生やティームティーチャーとの交流ありで、なかなかブログを書く時間がありません。

 

さらに、今回は、持ち運んでいるMacBook Airが不調となり、スマホでできること以外の、ネット対応ができませんでした。失礼しました。

 

教採塾の講座としての連絡等は、川上の方から然るべく対応があったことと思いますが、河野からの対応が必要だったものは、昨日の帰広まで、お待ちいただきました。

 

 

さて、今回の出張、と言いますか、正確には、今月(1月期)の講座で深く感じたことがあります。

 

それは、教採の面接には、その人なりのライフストーリーがいるということです。

 

特に、ユニークな経歴の人には、絶対に、聞く人(読む人)の心を動かし、好感と共感を勝ち取ることができるライフストーリーが必要です。

 

ユニークな経歴とは、例えば、次のような方々です。

 

 

民間企業から、教師へ転職する方。

 → 想定される面接官からの質問: なぜ、民間から教師なの?

(面接官の疑念: 民間がダメになったから、教師になるのではないのか。)

 

 

かなりの年齢(35歳以上)で教採を受験する方。

 → 想定される面接官からの質問: なぜ、その年齢で受験するの?

(面接官の疑念: 他の仕事を転々として、上手くいかなかったから? 定年まで安定した仕事に就きたいだけ?)

 

 

過去、6回以上、教採で不合格になっている方。

 → 想定される面接官からの質問: なぜ、そんなに不合格になったの?今年のあなたは昨年までとどこが違うの?

(面接官の疑念: 先輩面接官たちが、過去6年以上にわたって不合格にしてきた人物を、今年に限って、自分が合格にしてもよいのだろうか?この人には、過去に、先輩面接官が見出した何か問題点があるのではないだろうか。)

 

 

中高の専門教科の免許を持っているのに、通信制で小学校の免許を取得して、小学校を受験する方。

 → 想定される面接官からの質問: なぜ、中高でなくて、小学校なの?

(面接官の疑念: 中高だと合格しにくいから、中高に比較すると合格しやすく、定員も多い小学校に逃げてきたのだろうか。)

 

 

こういう場合に、ありきたりの志望動機を言っても、何の効果もありません。

 

大学生でも普通に言うような、教育への情熱を語っても、ちょっとした教育ボランティアの話を語ってもダメです。

 

 

一部上場の有名大企業の人事部での経験を経た上で、教員採用試験に合格して高校教師になった人が言っていました。

 

 

「受験者の語りがみんなドングリの背比べ状態で、全員がありきたりの学生でも言えそうな志望動機や自己アピールを語っているのであれば、採用側は、当然のことのように、若い大学生を採用する。その方が、将来性があるし、どのようにも育て上げることができるから。」

 

 

まさしく、その通りです。

 

 

もしあなたの経験が豊富なのであれば、あなたの年齢がそんなに若くないのであれば、あなたのバックグラウンドがユニークなのであれば、それなりの志望動機や自己アピールができなければいけません。

 

40歳を超えていても、学生さんと同じような志望動機や自己アピールでは話になりません。まず、合格は不可能です。

 

40歳代で、それなりの人生経験やキャリア経験があるのならば、それなりのインパクトある語りをする必要があります。それが、合格への絶対条件です。

 

 

平凡な中年を採用するよりは、平凡な若者(大学生)を採用する方が、採用側にはメリットがあります。

 

 

そのことがわからず、平凡な語りのままの中年受験者が多すぎます。

 

そして、不合格を続けます。

 

この不合格の連鎖を断ち切る必要があります。

 

 

断ち切る方法は、たった一つです。

 

 

自分なりのライフストーリーを確立することです。

 

 

 

 

ライフストーリーとは何でしょうか?

 

簡単に言うと、

 

 

1.あなたの人生に意味や意図を見い出す。

2.あなたの人生に一貫性を見い出す。

3.あなたの生きてきた人生に説得力を持たせる。

4.あなた自身があなたの人生に自信と誇りを持つ。

5.あなたの人生に運命を見い出す。
 

 

ということです。

 

 

つまり、あなたの人生が、今年の夏、教員採用試験を受験して、教師になるということにどのように繋がっているかを、一貫性を持たせた運命として、説得力を持って語ることです。そして、自分の人生に誇りと自信をもって語れるようになることです。

 

 

そんなライフストーリーがあれば、相当ユニークなバックグラウンドや経歴があっても教採には合格します。

 

 

過去に16回も不合格になった人が、ライフストーリーを明確にして、合格しました。

 

大学卒業後、10年間以上、専業主婦をして、教採に初めて挑戦する人が、ライフストーリーを明確にして、合格しました。

 

ある県の正教諭を自己都合でいったん退職し、数年後に同じ県の教採を受ける人が、ライフストーリーを明確にして、合格しました。

 

大学で博士号を取得して、民間企業で働いていた50歳代の教採受験者が、ライフストーリーを明確にして、合格しました。

 

 

ライフストーリーを明確にできた人は、多くの場合、ユニークで、一見不利に見えるバックグラウンドがあっても教採には合格します。

 

しかし、ライフストーリーを明確にしていない人は、ユニークな経歴で、教採合格を勝ち取ることはまずありません。

 

毎年毎年、同じように不合格になります。

 

たとえ1次試験で合格しても、必ず2次試験で不合格になります。

 

 

採用側は、その人の人物像をよく見ています。

 

そして、わずか15分~30分の面接時間の中で、その人の人物像が魅力あるものか、その人の語りが説得力があり、聞く人の心を動かすものかをよく見ています。

 

大学生なら、ともかく、経験を積み、年齢を積んだ受験者は、ありきたりな語りでは合格しません。

 

ありきたりな語りでよいのであれば、若い大学生を採用した方が、採用側には得策です。

 

 

はっきり言って、35歳以上の方は、ライフストーリーを明確にすることが、教採で合格するための唯一の方法です。

 

ライフストーリーで明確にしたことを、自己アピールや志望動機で語り、面接の対話で語っていくというのが、合格の常道であり、おそらく唯一の方法です。

 

 

翻って、大学生(大学院生)の受験者について考えてみましょう。

 

学生さんは、特に、ライフストーリーは必要ありません。

 

学生さんは、それぞれの人生はもちろんあるでしょうが、民間企業で長らく働いた人等に比較すれば、そんなに波乱万丈な人生を生きてきたわけではありません。

 

アルバイト、ボランティア、サークル活動(部活動)と、その人なりに全力で頑張ってきたとは思いますが、教採の面接の面接官の心を圧倒的に動かすストーリーはなかなか作れないものです。

 

 

でも、学生さんの必勝法があります。

 

それは、何か一つか二つくらいの強みを武器にして、あとは、圧倒的に明るく、元気で、爽やかなパフォーマンス戦略で、面接に臨むというものです。

 

この場合のパフォーマンスは、外見だけとか、見せかけの小細工ということではありません。

 

あなたらしい、あなたならではの、明るさ、元気さ、爽やかさをプロデュースするということです。

 

学生さんですから、概ね、ほとんどの方が、キャリア的には平凡です。

 

特に、超有名大学の学生さんでなければ、大学でのアカデミックなことを語っても、面接官の心は動かせないでしょう。

 

でも、学生さんが、何か一つか二つのちょっとした強みをしっかりとした武器にして、パフォーマンス的に、圧倒的に明るく、元気で、爽やかに、面接で語れば、合格はまず100%間違いないというのが、教採の面接での常識中の常識です。

 

ただし、作りこみすぎないこと、小手先のテクニックに没頭しないことが絶対条件です。

 

 

経験者(年長者)にも必勝の戦略があります。

 

ライフストーリーの戦略です。

 

 

学生さんにも必勝の戦略があります。

 

明るく、元気に、爽やかなパフォーマンスで、ちょっとした強みを語る戦略です。

 

 

どちらも、上手くやれば、ほぼ必ず合格します。

 

 

と、ここまで、本日のブログを書いて、気付いたことがあります。

 

それは、河野正夫の個人レッスンが、4月分まですべて予約済みだということです。

 

河野の個人レッスンは、毎月2回、火曜日に行っているのですが、既に4月分まですべて予約済みで、ライフストーリーの相談をしたくても、できない状況にあります。

 

これでは、本日のブログも虚しいものになると考えて、2月・3月・4月に、毎月、それぞれ2回ずつ、個人レッスンの枠を増やします。

 

個人レッスンの枠は、教採塾の定休日に入れるしか方法がありませんので、木曜日に増やしました。

 

週末等の休みの日に個人レッスンをしてほしいという希望があるのですが、河野正夫は、全ての週末は、広島校・福山校・東京校・大阪校のいずれかで講座をしています。

 

また、週末以外の祝日は、すべて単発講座が入っています。

 

新しく、講座を増やした日時は以下の通りです。

 

 

2月8日(木曜日)15時~18時

 

2月22日(木曜日)15時~18時

 

3月1日(木曜日)15時~18時

 

3月8日(木曜日)15時~18時

 

4月12日(木曜日)15時~18時

 

4月26日(木曜日)15時~18時

 

 

開講場所は、広島市内です。

 

全国各地でやってほしいというご希望もありますが、河野のスケジュールを考えましても、広島市以外での開講は不可能ですので、何卒、ご理解をお願いします。

 

 

上記、日付には、個人レッスンお申し込みフォーム から、お申込できます。

 

ただし、現在、既にある個人レッスンのご予約から、上記の日時への変更はできませんので、あらかじめご了承ください。

 

上記の新しい日時は、あくまでも新規のご予約のための日時追加です。

 

既存のご予約からの上記の日時に変更することはできませんので、ご理解をお願いします。

 

 

 

 

では、また明日!!

 

 

 

教採塾

河野正夫

 

 

 

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