しばしば、教採合格の秘訣は何かと聞かれます。
技術的なことであれば、それぞれの受験領域に応じて、いろいろと回答はありますが、一般論で答えるのであれば、私は、「教採の準備を楽しむことだ」と答えます。
日本人の多くは、「楽しむ」と聞くと、「遊ぶ」とか「働かない」を想像するようですが、私のいう「楽しむ」とは、もっとポジティブなものです。
私が、私流に定義する、「楽しむ」とは、
物事を積極的にとらえて、それらの中に面白さを見い出して、その面白さと戯れる。そして、その戯れの中に、自分にとっての良いことを見つけて、自分が幸せになる。
といったことですかね。
世の中には、厳しいことも、辛いこともあります。
でも、厳しいことや辛いことの中に、面白さを見い出して、その面白さと戯れてみることは大切ですね。
そうしていると、自分にとっての良いことが必ず見つかり、結局は、自分がハッピーになるんですよね。
私は、教採を恋愛に喩えたり、就活にアナロジーしたり、学問と対比したりしますが、いずれにしても、教採を楽しむということは、教採に成功する、つまりは、教採に合格するために絶対的に必要なことです。
恋愛も楽しまなければ、恋愛をする意味もないでしょう。
就活も楽しみながらやらなければ、自分が望む内定などもらえるはずもありません。
学問も楽しみながらやらなければ、必ず途中で投げ出してしまいます。
楽しみながらやることが、人生での成功の鍵なのです。
教採を単なる受験勉強だと考えている人は、教採は苦行にしかすぎません。
教採に合格するまでに耐えなければならない、単なる苦行としての受験勉強だとしか感じない人は、なかなか教採に合格できません。
たとえ合格しても、そういう人が、子供たちにとって望ましい教師になるかどうかは疑問ですよね。
私の過去15年の経験から言えば、教採に堂々と、そして、悠々と合格する人は、教採の勉強をそれなりに楽しんでいます。教採の勉強を楽しむだけでなく、恋愛を楽しみ、人生を楽しみ、学ぶことを楽しんでいます。
そういう人が、教採の一発合格を決めていました。
教採だけでなく、教採に合格してからも、教師としての人生をそれなりに楽しんでいます。
確かに、教師としての人生には辛いこともたくさんあります。
時には、教師を辞めようかと思うこともあります。
教師を辞めて新しい夢を追うのもよいでしょうし、教師を続けて、困難を克服し、教師としての新たな楽しみを発見するというのもよいでしょう。
いずれにしても、人生に成功する人は、人生を楽しむ人です。
人生に成功し、人生を楽しむ人は、人と関わることも楽しみます。
世の中には、いろいろな人がいます。
自分にピッタリと相性が合う人もいるでしょうし、自分にはあまり合わない人もいるでしょう。
いつも優しい人もいるでしょうし、いつも厳しい人もいるでしょう。
考え方や感じ方も、人によって違います。
私のこれまでの人生の経験を振り返って言えることは、人生で、いろんな人に出逢い、多様な人の価値観に触れ、より多くの生き方・考え方に遭遇することで、人生を豊かに、楽しくすることができます。
自分と同じ価値観の人ばかりと一緒にいると、視野が狭くなり、だんだんと息苦しくなります。
考え方や価値観が違う人と関わることを楽しめる人が、人生を楽しみ、人生で成功しているようですね。
教採で不合格になりやすい人の特徴は、
人生を楽しんでいない。
学ぶことを楽しんでいない。
多様な人と関わることを楽しんでいない。
視野が狭い。
自分と価値観が違う人と会うと苦痛に感じる。
楽しめないと感じると、すぐに逃げ出す。
といった感じですかね。
教採に一発合格する人の特徴は、ちょうどこれと反対なのです。
人生を楽しんでいる。
学ぶことを楽しんでいる。
多様な人と関わることを楽しんでいる。
視野が広い。
自分と価値観が違う人と会うと興味を持つ。
楽しめないと感じると、楽しむ方法を見つけようとする。
ウィナー(Winner)とルーザー(Loser)の差は歴然ですよね。
ですから、私は、教採塾の講座もできるだけ楽しくやっています。
筆記試験の講座も、アカデミックに話したり、ディスりを入れてみたり、裏話をしてみたり、学ぶことを楽しんでもらっています。
面接の講座も、戦略的に、科学的に、効果的に、時に厳しくではありますが、語りを学ぶことを楽しめるようにしています。
楽しくなければ学びではない、楽しくなければ人生ではない、そして、楽しくなければ教採を受ける価値がない、というのが、私の信念なのです。
私は自分の信念は曲げませんし、まったくぶれないので、これからも、楽しく学び、楽しく人生を生きて、多様な人と楽しく関わって、受講生の皆さんにも楽しく教採に合格していただくつもりです。
教採を受験する皆さんも、是非是非、
人生を楽しみ、学びを楽しみ、人と関わることを楽しむ人でい続けてくださいね!!
そうすれば、何事にも成功しますし、もちろん、教採にも合格しますよ!!
では、また明日!!
河野正夫
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