日本人の多くは、パフォーマンスという言葉を誤解しています。
そういう人は、パフォーマンスという言葉に、あえて悪いニュアンスを与えて、パフォーマンスは悪いものだと誤って感じています。
しかし、それは、パフォーマンスという言葉の本来の意味からすると、大きな間違いです。
「パフォーマンス」という言葉をある辞書で引いてみると、次のように乗っています。
パフォーマンス
1.性能、能力、動作、腕前、仕事ぶり
2.業績、実績、功績、成績、売り上げ、出来高
3.《金融》〔投資における〕運用実績[成果]
4.〔任務・仕事などの〕実行、遂行、履行
5.〔劇などの〕演技、上演、公演
6.〔音楽の〕演奏、コンサート
7.〔宣伝などの特定の〕行動
パフォーマンスという言葉の第一の意味は、「性能、能力、動作、腕前、仕事ぶり」です。
そして、その次に、「業績、実績、功績、成績、売り上げ、出来高」という意味が来ます。
日本人の多くが嫌っている悪いニュアンスである「〔宣伝などの特定の〕行動」は、最後の最後でやっと出てきます。
つまり、パフォーマンスという言葉の原意は、その人(もの・こと)の「性能、能力、動作、腕前、仕事ぶり」ということなのです。
日本人はすぐに、「それはパフォーマンスに過ぎないから信用できない」というような言い方をしますが、その使用法は、パフォーマンスという言葉の、辞書においても最後の最後の方に出てくる意味を使っているものです。
パフォーマンスとは、本来的には、「このパソコンのパフォーマンス(性能)は素晴らしい。」とか、「このプロジェクトのコストパフォーマンスは上出来だ。」といったように、あることがらの性能や能力、仕事ぶりを評価する言葉なのです。
また、パフォーマンスとは、その性能や能力がカタチとして現れたものですから、日本人の文化的価値観にもぴったりとフィットします。
例えば、日本人は冷機正しさやマナーやエチケットの適切さを高く評価します。
こうした外見に現れたものも「パフォーマンス」と呼ぶことができます。
パソコンの動作が早く、モニターがきれいなのも「パフォーマンス」の一面ですから、人の所作の美しさも当然に「パフォーマンス」の一つの側面です。
「パフォーマンス」と聞くと、すぐに、本当はくだらないものが外見だけを整えていると感じてしまうのは、本来のパフォーマンスという言葉を知らない人の誤解に基づく偏見です。
人に会ったら、敬意や親愛の情を込めてあいさつするのも、当然、パフォーマンスです。
本当は嫌いな人だけど形だけあいさつするというのではありませんよ。
普通に経緯や親愛の情を込めてあいさつを交わすのもパフォーマンスです。
敬語を使ったり、丁寧語を使ったり、言葉を適切なものにするのもパフォーマンスです。
その場限りのごまかしではありませんよ。
正しい言葉を使う・使えるというのも、人間の能力・性能・腕前であり、当然、本来の意味でのパフォーマンスに含まれることです。
パフォーマンスという言葉を、本来の意味に反して、あえて貶めることによって、達成できることはたった一つです。
形に現わして表現する能力がない人の言い訳であり、取り繕いに過ぎません。
パフォーマンスを馬鹿にする人の正体は、自分が適切な能力を形にして表現できないことをごまかすために、攻撃的言辞を弄している人なのです。
本当にあるかないかわかりもしない内面を重視し、形に現れた言葉や動作や立ち居振る舞いを軽視することによって、自分の無能さをごまかしているだけです。
内面の重視なら、無能な人の内面も見えないので、愚かな内面の証拠がつかまれないので安心なのです。
外見に現れた、形として現れた言葉や動作や立ち居振る舞いなら、見ればすぐにわかりますから、愚かな人の愚かさがすぐに見えてしまいます。
ですから、愚かな人は、自分の愚かさをごまかし、隠すために、形に現れたものを重視しないように主張します。
形に現れたものを重視されたのでは、自分の形がダメダメなので、都合が悪いのです。
人には見えない、内面を重視することを主張することで、自分の愚かさを隠すわけです。
本来の意味でのパフォーマンスは、その人の「性能、能力、動作、腕前、仕事ぶり」ですから、客観的に評価できます。
愚か者が最も恐れるのは、客観的に評価されることです。
愚か者は、客観的に評価されたらひとたまりもありませんから。
教員採用試験の面接でもまったく同様です。
面接でもっとも重要なのはパフォーマンスです。
日本人の中の愚か者が誤解しているようなパフォーマンスではありません。
面接での語り手の、「性能、能力、動作、腕前、仕事ぶり」を表すパフォーマンスです。
見えもしない内面を重視して、形になって見えるものを軽視してみたところで、面接で採用側の面接官の心を動かし、教採合格を勝ち取ることはできません。
愚か者の言い訳は、実際の社会では通用しません。
教採の面接で合格を勝ち取る最大の方法は、パフォーマンスの力を高めることです。
パフォーマンスの力とは、採用側の面接官の好印象を勝ち取り、好感を勝ち取り、共感を勝ち取る、話し方、表情、外見、立ち居振る舞いです。
この人と一緒に仕事をしたい、この人に子供たちを指導してほしい、この人なら保護者の信頼を勝ち取れるはずだと、採用側の面接官に感じさせるのが、パフォーマンスです。
このブログを読んでも、まだなお、パフォーマンスを軽視する人は、どうぞ勝手にしてください。
パフォーマンスを特訓した人は、教採の面接で必ず合格します。
そのために、教採塾では、パフォーマンスを専門に特訓するプロのパフォーマーのご指導も仰いでいます。
プロのパフォーマーにパフォーマンスを指導してもらった人は、必ず教採に合格します。
信じられなければ、それで構いません。
信じて、パフォーマンスの特訓を受けた人は合格し、信じることもできずにいる人は、いつまでも不合格になるだけですから。
私は、もう、愚かな人を助けるつもりはありません。
これだけ説明しても、信じない人は、仕方ありません。
パフォーマンスを軽視する人で、ここまで言われて悔しければ、教採に合格してみせてください。
どうせ、パフォーマンスを軽視する人は、合格なんかできないんですから。
昔から、「信ずるものは救われる」とも言います。
パフォーマンスの持つ力を信じて、自らのパフォーマンス力を劇的に改善し、教採合格を堂々と勝ち取りたい人は、是非、パフォーマンス向上のための特訓を受けてくださいね!!
では、また明日!!
河野正夫
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