天才だと尊敬しているパフォーマーのRyo先生からは、いつも勉強になる指摘をいただいています。
先日、Ryo先生が、ツイッター @AdviserRyo に次のように書かれていました。
自分が『なりたい』教師像を考えると同時に
自分が『なりたくはない』教師像も考えてみると
今後やるべきことと
今後止めることが決まります。
ぜひ年末の大掃除と同じように
思考も掃除してみましょう!
まさにその通りで、私も深く考え直すきっかけとなりました。
自分がなりたい教師像、自分が理想の自分像を考えることは、志望動機や自己アピールを考える上で、ものすごく重要です。
私は、講座では、「スーパーミー」の確立、そして、「スーパージョブ」の確立という言葉で、強調しています。
自分がどんな自分なら理想の人間なのか、自分の人間的魅力をどう伝えたいのか、そして、自分が教師になってどんな教育を実践していきたいのかを考えるには、自分がなりたい自分像(教師像)を考えることが必要です。
でも、それと同時に、Ryo先生は、「自分が『なりたくはない』教師像」も考えてみることが必要だと指摘されています。
よく考えてみると、なりたくない教師像を考えることも極めて重要です。
考えてもみてください。
皆さんが嫌いだった、苦手だった、あまり尊敬しなかった教師とはどんな教師でしょうか?
授業が面白くなくて、退屈な教師。
自分のことばかり考えていて、生徒のことを考えていない教師。
おざなりの授業ばかりして、授業を通して何も考えさせようとしない教師。
いつも不機嫌そうな顔をしていて、明るさや元気さがない教師。
結局は、受験指導しかする気がなくて、受験しない生徒は無視している教師。
教科の専門的知識があまりなく、この先生大丈夫かなと感じさせる頼りない教師。
話が面白くなく、また、相談にも行きにくい雰囲気で、会話をしたいと思えない教師。
自分が顧問をしている部活の生徒にだけ熱心で、他の生徒には無関心な教師。
表と裏がありそうで、あまり信用できそうにない教師。
例えば、上記のような教師は、皆さんも、嫌いだった、苦手だった、あるいは、あまり尊敬しなかった教師ではなかったでしょうか?
教員採用試験の面接で合格を勝ち取るためには、自分がなりたくない教師を自分なりに自覚し、そのような教師に見えないようにしておくことも、とても重要です。
あなた自身の話し方や語り方が、暗くて、つまらなそうで、退屈ではダメですよね。
あなた自身の雰囲気が、信用に値しなさそうで、頼りないものではダメですよね。
あなた自身が、受験勉強に没頭していて、学びを通じて何か大切なものを伝えるとか考えさせるということを忘れていてはダメですよね。
あなた自身の授業が退屈な説明ばかりではダメですよね。
あなた自身が、教採合格のことばかり考えていて、生徒に好かれる教師になるという想いを忘れていてはダメですよね。
教採合格、つまりは、正教諭になるという目標を達成するためには、目標達成のための必要条件を考えることも重要かつ必要ですが、目標達成を阻む条件についても考えておくことが絶対的に必要です。
あなたが、もし、あなた自身がなりたくない教師のようにふるまっているのであれば、あなたが教採に合格する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
あなたが、もし、あなた自身がなりたくない人間のようにふるまっているのであれば、あなたが教採の面接で、採用側の面接官から好感・共感・好印象を勝ち取ることは不可能でしょう。
あなたがなりたくない教師像、そして、あなたがなりたくない人間像をしっかりと描いておくことは、あなたが教採で合格するために、一度はしっかりと考えておく必要があることです。
こうしたことを考え直させてくれたRyo先生のツイートは、とてもありがたいものでした。
「なりたい教師像」に目が向きがちなときに、「なりたくない教師像」という視点を与えてくださったのは、本当に勉強になりました。
皆さんも、Ryo先生の @AdviserRyo を是非、フォローしてみてください。大いに勉強になりますよ!!
では、また明日!!
河野正夫
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