教員採用試験を受験するにあたって、まだまだ、いわゆる暗記中心の「受験勉強」をすればいいと思っている人が多いようですね。

 

教採のための勉強は、本当の学問でも、本当の勉強でもなく、丸暗記で済む「受験勉強」だと勘違いしている人がいます。

 

そういう人にとっては、教採で合格するために、暗記しておくべき一定の数の「暗記項目」があって、それを覚えておけばなんとかなると思っているようです。

 

そういう人は、講座を受講しても、学んだり、考えたり、振り返ったりすることよりも、記憶しておくべき一定の項目だけを知りたくて仕方がないようです。

 

 

ここに大きな問題が隠されていると、私は考えています。

 

日本のいわゆる受験生の多くは、「本当の学問」と「受験勉強」は違うと感じているのです。

 

「本当の学問」は後でするとして、とりあえず「受験勉強」をして、試験だけパスしたいという人があまりにも多すぎます。

 

そして、そういう人は、概ね、試験で不合格になります。

 

そもそも、学びができない人、そもそも、学ぶとは何かがわかっていない人だからです。

 

 

特に、教員採用試験を受験する人は、全員、教師を目指している人です。

 

それぞれの受験者に、その人なりの教育観や学習観があるはずです。

 

でも、教採の勉強となると、ただただ、合格点を取るための「小手先のテクニック」や「暗記すべき項目」を知りたいと思っている人が多すぎます。

 

 

教員採用試験のための勉強も、確かに、受験で合格するための勉強という性格はあるものの、学びの一つの形態であり、教採に合格するための学びも、自分を高める学び、教育を理解するための学び、将来、子供たちを指導するための学びと共通するところが多くあるということを理解できない人が、あまりにも多すぎます。

 

 

これまで、教採塾で学んだ受講生で、堂々と一発合格を勝ち取った人のほとんどは、学びが好きな人でした。学びを楽しむ人たちでした。

 

将来、一切役に立たなくてもいいから、自分で一切考えなくてもいいから、教採に合格するために暗記すべき項目だけを提示してほしいというような人は、合格者の中にはほとんどいませんでした。

 

 

教採に合格するのが目標であることには間違いないけれど、何かを学ぶのだから、その学びを自分のために役立てたい、受験を超えて、自分の知識や教養や思考につながるものにしたいと感じている人が、結局は、教採にも合格します。

 

 

教採に確実に合格するための勉強は、本格的に学問をすることです。

 

教採に確実に合格するための勉強は、自分のためになり、将来の自分のための知識や教養になり、また、自分の思考を深める勉強をすることです。

 

 

 

 

受験用のただ記憶するためだけのまったく別の「受験勉強」が存在すると考えている人は、教員採用試験という試験にも合格することはできないでしょう。

 

そして、そんな考えしかできない人は、そもそも、教師になる資質がないと言われても仕方がありません。

 

 

教採塾の講座は、教員採用試験に合格するということを最大の目標にしていますが、単なる暗記のための項目を説明する講座ではありません。

 

実在しない「小手先の受験テクニック」を教える講座でもありません。

 

教採塾の講座は、教員採用試験に合格することを確実にしながら、並行して、知識や教養を獲得し、筆記試験だけでなく、面接試験や小論文、集団討論などにも十分に活用できるインテリジェンスを養う講座です。

 

もちろん、そうしたインテリジェンスや知識や教養は、教採に合格し、教員になって教壇に立った後も大いに役立ちます。

 

 

私の過去15年間の教え子の多くは、私の講座で学んだことが、教師になってからも大いに役立っていると言ってくれています。

 

 

私が主催する講座を、単なる受験のための小手先のテクニックや、受験のための暗記項目を学ぶ場所だと勘違いして、受講した人は、ほとんどが教採合格を果たしていません。

 

そして、私は、そういう人が、教採に合格しなかったことを、むしろ喜んでいます。

 

教師になる資質がない人は、教師になるべきではないというのが、私の強い想いだからです。

 

 

しかし、教採塾の講座をわざわざ受講してくださる方の圧倒的多数は、受験のための無意味な暗記が嫌いな人です。

 

同じ学ぶのであれば、楽しく学び、意味ある学びをし、自分なりに考え、自分で納得して、知識を獲得し、その知識を活用して、教員採用試験にも合格したいという人です。

 

そういう人は、どんどん合格していきます。

 

 

はっきり言っておきます。

 

教採塾の講座を受講するから合格するのではありません。

 

教採塾の講座を受講し、学び方を学び、自分にふさわしい学びを確立し、自分が活用できる知識と教養を固めていくから、教採に合格するのです。

 

 

その意味で、教採塾は、学びの機会であり、学びの刺激剤であり、合格への道しるべです。

 

教採塾は、小手先のテクニックや、暗記項目のリストを渡すような、本来の学びをぶち壊すような一昔前の昭和の受験ブローカーとは違います。

 

そんな小手先の勉強をしても、そもそも教採には合格しませんし、ろくな教師にはなれません。

 

 

教採塾が信じるのは、

 

 

学問をしなければ教採には合格できません！！

 

深く考えなければ教採には合格しません！！

 

 

という普遍的な真理です。

 

 

 

この普遍的な真理に納得できない人には、教採塾は、教師になることをおやめになった方がいいのではとご提案したいと思います。

 

 

 

 

では、また明日！！

 

 

 

 

教採塾

河野正夫