面接とは、人が人を選ぶ営みです。
人が人を選ぶとき、そこには必ず主観が入ることになります。
簡単に言えば、選ぶ人が、選ばれる人に好感を持ち、共感し、好印象を感じるということです。
面接で合格したければ、面接官に好かれることです。
こんな簡単なことがわからない人が多すぎるような気がします。
面接を筆記試験のように考えている人がいます。
面接会場に行って、面接官の質問にアンケートのように答えていれば、合格するだろうと錯覚している人です。
面接会場でやるべきことは、面接官に人間として好かれること、共感してもらうこと、好印象を持ってもらうことです。
面接で不合格が続く人の特徴を3つご紹介しましょう。
(1)面接官に好感・共感・好印象を感じてもらうことと、ただ単に正しいことを言うこととを混同している人。
こういう人は、志望自治体のパンフレットやホームページを見て、表面的な施策を読んで、表面的な言葉でその施策に触れます。そうすることが、面接官を喜ばせると勘違いしているからです。
その自治体の施策を深く理解し、その施策の実践を見学したり、かかわったりしているのならともかく、たかだかパンフレットやホームページで「チラ見」した程度で、その施策について言及し、それに感銘しているかのような発言をしても、瞬間的に見透かされます。見透かされたら最後です。もうあなたの信用度はゼロです。何を言っても受験用のウソだと思われてしまいます。
面接では、志望自治体の施策に触れるという妄想に取りつかれた人は、まず、合格できません。
(2)面接のパフォーマンスを創りすぎている人。
パフォーマンスの最大の機能は、それがパフォーマンスだと気付かれないようにすることです。レトリックの最大の役割は、それがレトリックに見えないようにすることです。
これができない人は、どんなにパフォーマンスを向上させても、所詮は「猿芝居」です。
いかにも良い受験者を演じてみても、面接官にとっては、受験のためにすべてを作りもので仕上げている「嘘つき」にしか見えません。
態度を正し、言葉を飾り、作り笑顔を重ねてみても、それが、人為的なパフォーマンスだと思われたら、その瞬間に好感は失われます。
パフォーマンスを学ぶ人の最大の失敗はここにあります。
パフォーマンスは、それがパフォーマンスであると気づかれたら、その瞬間にすべてを失います。
パフォーマンスであるけれども、パフォーマンスに見えないようにするためには、それなりの訓練が必要です。
素人の浅知恵ではできない領域と言えるかもしれませんが、この辺りのことも戦略的かつ戦術的に準備する必要があります。
(3)そもそも話す相手(聞いてもらう相手)を喜ばせようという気持ちが欠如している人。
こういう人は最低です。こういう人は、そもそも話す相手(聞いてもらう相手)の心を動かし、喜ばせ、話をする意味・意義を与えようとしません。
しかめ面をして、ただ、言葉を繰り出すだけです。
そもそも、話し相手から、好感も共感も好印象も感じてもらえない人です。
こういう人は、面接対策の講座にも、しかめ面をして参加します。
何が気に食わないのか、何を悩んでいるのかはわかりませんが、表情に明るさがなく、雰囲気に好印象がありません。
講座に出れば、面接が上手くなるんだろう、ならば、早く練習させろと言わんばかりの、嫌みな態度で参加します。
そのくせ、表情は最低、語りも最低、態度も最低です。
本番でも練習でも、自分の話を聞いてくれる人を楽しませたい、何かを感じて欲しい、自分の話で相手の心を動かしたいという想いが欠如している人は、面接で合格することは永遠に不可能です。
教採塾の講座では、こういった3つのいずれかに当てはまる人を、少しずつ、変えていきます。そして、面接での合格に導いていきます。
河野正夫の面接指導と、Ryoさんのパフォーマンス指導で、しっかりと学べば、面接で必ず高得点で合格することができます。
ただ、どうしても、絶対に合格しない・合格できない人が、1種類だけあります。
それは、自分を変えることを拒否する人、自分の態度や表情を変えることを拒否する人です。
こういう人は、どうしようもありません。
このブログでも何度も言っていますが、教採合格の最大の秘訣は、自分の中の何かを変えることです。
今年の受講生の90%以上の人は、自分の中の何かを変えて、教採合格を勝ち取り、優れた教師になろうと最善を尽くしていらっしゃいます。
きっとこの90%以上の人は、必ず教採合格を勝ち取られるものと心から信じています。
面接で合格しない人は、初対面の人に好かれない人。
面接で合格しない人は、人に好かれようとしない人。
面接の極意はここにあります。
この極意で、教採合格を勝ち取ってくださいね!!
河野正夫
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