ほとんどの自治体で、専門教養の筆記試験の配点は、教職教養(一般教養)より、かなり重いものとなっています。
つまり、専門教養の筆記試験の得点は、教員採用試験の合否を大きく左右するものになります。
専門教養の勉強は、多くの自治体において、その専門教養の単なる知識を問うというものではなく、指導法や学習指導要領に関わる問題もたくさん出題されます。
いわゆる専門教養の知識以外の問題がどれだけ解けるかが、専門教養の得点を向上させることにつながります。
ただ、いわゆる専門教養の知識以外の問題がどれだけ、どのように出題されるかは、自治体ごとに違いますので、その意味では、志望自治体の過去問を3~5年間分くらい見て、どんな問題が、どのように出題されるのかのパターンをつかんでおくことが重要です。
今年は、教採塾の中で、広島教採塾は、高校数学志望者が数名いますので、ある方が、広島県の高校数学の専門教養の筆記試験で合格するための、勉強法をまとめてくださいました。
A4で7ページ以上にもなる、本格的なまとめで、内容も非常に精緻にまとまっていて、とても優れているものです。
お金を出しても買えないような貴重な資料となっています。
これを書いた方は、広島県の高校数学の教採を受験される方に自由に使っていただいても構わないと言ってくださいましたので、パスワードをかけた形で、一般に公開したいと思います。
パスワードをかけた理由は、この資料は、作成者の方が、過去数年にわたって研究されたことを集大成した文章であること、内容を読んでも、非常に緻密かつ戦略的なアプローチで、この内容を書くには、膨大な年月と時間がかかっているということを踏まえたものです。
この文章は、無料で公開しますが、パスワードをかけていますので、読みたい人は、kyousaijuku@gmail.com 宛に、メールで、お名前を明記の上、パスワードのリクエストをしてください。私(河野)から、IDとパスワードをお送りします。
リクエストをする資格のある方は、広島県の高校数学を受験される方です。
最近、メールの書き方がとても失礼な人がいますので、社会人として不適切なメールの書き方の場合は、返信いたしませんので、あらかじめご了承ください。
この資料の目次は、以下の通りです。
(目次)
1. 重症患者対策
2. あさっての方向へ向かう対策
3. 自分をみつめる
4. 指導法の問題構成
5. 対策の基本は教科書
6. 課題学習の扱い
7. 補助食
8. 教科書を読み込むことは解く対策にもなるはず
作成者の方は、この資料を作成するにあたり、次のようなメッセージをくださいました。
【引用開始】
指導法のまともな試験対策を書いていると、結果的に私が考えている数学教師としての資質向上策について書くことになってしまいました。ここで展開されている勉強方法は、受験生時代から長年にわたって、自分の経験・様々な本・様々な人の話などから得た知見の裏付けがあります。ここ3年の後半の問題の傾向は、そのような傾向になってきていると私が感じているので、そのように書きました。
大半は、私が教師になってから授業準備のために実行している勉強を書いたものです。そして、そのような勉強により広島の問題や指導法の問題がかなり楽に解けるようになったことは我が身で検証済です。似た方向の勉強は受験生時代からしていましたが、時間短縮や体系的に網羅するという部分が受験生時代は実行していなかった部分です。難関校の問題はそれでも解けるので問題ない。体系性とオーソドックスさを意識した勉強をしたのは、教師になってからです。
以下で述べる対策は、小手先のことはやらない・教員採用後につながる・満点を目指すという教採塾の方針には合致してます。人によっては重いかも。短時間で要領よく系の対策ではないです。まだ11月ですしね。しかし、問題集を何回も何も考えず繰り返し解くことに時間を使うぐらいなら、絶対にこうすべきと私が考えている方法です。
指導法の対策の部分を要約すると「奇をてらわず教科書を再現できるレベルでやれ(問題が与えられて解けるレベルではない)。Plus Eliteはきっちり潰せ(これもできるだけ再現レベル)。」で終わります。
【引用終了】
広島県の高校数学の専門教養の筆記試験を受験される方にとっては、最高の資料となると思います。
上記に書いたように、メールでIDとパスワードをリクエストして、以下のページに、アクセスして、じっくりとお読みいただき、参考にしていただければ幸せです。
高校数学で、是非、合格していただきたいと思います。
貴重な資料を作成してくださった方に心から感謝しながら、これから高校数学を受験する方の合格を祈念します。
では、また明日!!
河野正夫
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