今日は、模擬授業に備えるための本です。

まずは、結論からズバリ！！

この本です。

『模擬授業・場面指導 (教員採用試験αシリーズ) 2016年度版』

この本の「はじめに」において、著者の野口芳宏先生は、次のように述べられています。

「ここに書かれた事柄の大体を理解し、身に付けておきさえすれば、どこの教員採用試験にも決して失敗することはありません。」

「また、本書は、単に採用試験の受験参考書に留まるレベルのものではありません。晴れて正式な教員としてあなたが教壇に立ってからも長くあなたのお役に立てるようにと、その内容には十分に吟味を重ね、万事を『根本、本質、原点』から考え、述べてあります。本書を熟読して内容を理解し、身につけるならば、あなたの素晴らしい教師人生は必ずや豊かに花開くであろうことを私は信じて疑いません。どうぞ、本書によって、充分に教師人生を充実させ、楽しんでください。」

著者としては、最大限の自信を持って、この本を執筆されたことが、はっきりと分かる文章ですね！

この本は、著者の野口先生の自信の通り、本当に良い本です。

教育とは何か？授業とは何か？という根本的な問いから入り、具体的な授業技術もしっかりと説明されています。

チョークや黒板消しの持ち方なども図入りで解説してあり、本当に分かりやすいです。

全てにおいて、単なる授業テクニックとしてだけではなく、なぜそうしたら良いのか、そうするとなぜ児童生徒のためになるのかなどがしっかりと書かれています。

学習指導案の書き方、授業台本の書き方や、板書例も豊富で、授業準備にもとても役立ちます。

とくに授業台本は、教員採用試験の模擬授業の練習をするときには重要な鍵になりますので、必読の個所です。

中学校・高校の教師志望者にも大いに役立ちますが、小学校志望者の模擬授業準備には、この1冊だけで充分と言ってもよいかもしれません。

教員採用試験の模擬授業の準備のためには、どうしても読んでおきたい1冊です。

では、また明日！！