ゆうと君がどんな人かについては、以下の過去の記事をご参照ください。

教師は、「知らない」をすぐに「知っている」にする習慣が必要です！！

ゆうと君の腕前！！

すると、ゆうと君が次のような話をしてくれました。

「僕の友達に、ケーキ屋になりたいという奴がいるんですよ。いい歳をして、なぜケーキ屋なのかなと思い、どうしてケーキ屋になりたいの？と聞いてみたんです。するとね、そいつがこう言うんですよ。」

「ケーキ屋さんって、幸せなお客さんばかりが来るんだよね。幸せな人をもっと幸せにする仕事って楽しいと思って。。。」

ここから、ゆうと君の面接論が始まりました。

ゆうと君は、こう続けます。

「なぜケーキ屋になりたいのか」というのも、言ってみれば「志望動機」ですよね。ケーキ屋になぜなりたいのかという志望動機が、例えば、「子どもの頃からの夢だったから。」では、聞く人を感動させることはできない。話し手にとっては、本当にそうなのかもしれないけれど、聞く人には分からないし、ましてや感動や共感は勝ち取れない。

また、「お客様の笑顔が見たいから。」では、あまりにも平凡だし、ケーキ屋でなくとも、多くの他のお店でも、買い物をするときぐらい、お客は笑顔くらい見せるだろう。笑顔が見たいからケーキ屋になるというのは、説得力がない。

でも、この友達のように、「ケーキ屋は幸せな人ばかりがやってくる。その幸せな人をもっと幸せにするのがケーキ屋だ。」と話せば、聴き手の心を動かせる。

確かに、ケーキ屋にケーキを買いに行くときというのは、例えば、お誕生日、記念日、パーティー、クリスマスなど、嬉しいことがあるときに行く。悲しい時や辛い時にケーキ屋に行くという人はあまりいない。一般論としてなら、ケーキ屋には幸せな人が行くと言ってもよさそうだ。

「ケーキ屋になりたいのは、幸せな人がやってくるケーキ屋という空間が好きだから、そして、幸せな人をもっと幸せにしたいという仕事がしたいから」という、この明るい志望動機は、聞く人を心地よくさせる。それに加えて、「ケーキ屋は幸せな人でいっぱい」というちょっとした新しい気付きを聞き手に与えてくれる。これなら、志望動機として語っても、聞く人の好感を勝ち取れる。共感や感動でなくても、好感なら充分に有利だ。そもそも、ケーキ屋になりたい理由で相手の感動を取るのは難しい。無理して、不自然なエピソードを作ろうとするより、好感度アップで、次の質問に進むと言うのも、志望動機の戦略だ。

さすがですね、ゆうと君！！

面接は、受験者が、面接官の好感、共感、感動を勝ち取ることで合格（採用）に繋がります。しかし、そう簡単に、好感、共感、感動は勝ち取れません。そこで、想いを固め、言葉を磨き、語りを高めます。

でも、やり過ぎると逆効果です。

それをどのくらいのポジショニングで行うのか。まさにそれは戦略的な語りの判断です。

もし、「ケーキ屋になりたい」ということへの志望動機なら、ゆうと君の友人の語りで充分に好感が取れます。

シンプルに好感を勝ち取るを繰り返し、積み重ねることでも、面接は有利に進めることができます。そして、この方法は、わざとらしさがあまり感じられません。だからこそ、好感が持続し、最終的に、高い人物評価を得られます。

面接の語りは、「明るく、元気に、爽やかに」が大原則です。

「明るく」と「元気に」は、誰にでも、大体見当が付きますが、「爽やかに」がなかなか分かりにくい。

ゆうと君が例で示してくれたような話し方が、「爽やかな」話し方の一例となるのではと思います。

こんな例をさらっと示してくれるのがゆうと君です。

そのゆうと君が、「民間人面接官役」として、ティーチング・アシスタントをしてくれるのが、来年2月7日（土）13時～19時に開講する、東京大面接校です。

6時間にわたって、私（河野）とゆうと君のティームティーチングで、面接力を磨き上げましょう。

東京大面接校のお申し込みの受け付けは、ついに、明日（11月27日木曜日）の20時からスタートします。

定員は20名です。

お申し込みフォームはこちらです。

（お申し込みの受け付けは、11月27日木曜日20時です。）

東京大面接校で、面接力を飛躍的に向上させて、教採合格を勝ち取りましょう！！

では、また明日！！