これからの2週間で不合格になってしまう魅惑の罠とは??

昨日のブログ記事では、「これからの2週間で教採合格を勝ち取る方法!!」と題して、お話をしました。

今日は、「これからの2週間で不合格になってしまう魅惑の罠とは??」と題して、お話をしましょう。

まず、結論から申し上げます。

これからの2週間で不合格になってしまう誘惑の罠は3つあります!!

1.先輩から聞く都合のよい話を信じてしまうこと。

2.自分がやるべきことの優先順位をつけられないこと。

3.完璧主義に陥って全てがダメになるということ。

まず、1の「先輩から聞く都合のよい話を信じてしまうこと」には気を付けなければいけません。特に昨年合格した先輩は親切心からいろんなことを教えてくれます。それが、使い勝手のよい参考書とか問題集などであれば、そのアドバイスを参考にすればよいのですが、勉強の仕方とか、面接での合格法となると、何人かの先輩はとても迷惑な助言をすることがしばしばです。

例えば、先輩が、「地理や生物なんてできなくても、一般教養は大丈夫だよ。」などと助言することがあります。この先輩は、「普遍的な法則」と「自分だけに起きたまぐれ」の区別が付いていません。この先輩は、教採で自分がなぜ合格したかなど知る由もないのです。ただ、自分がたまたま思いついた思いつきを、さもアドバイスらしく語っているだけです。こんな助言に従っていたら、教採不合格は確実です。

先輩は、しばしば本当に無責任なアドバイスをします。例えば、「面接では、部活動のことより、アルバイトのことを話した方がいいよ。」とか、「集団討論では、一番先に発言すると合格するよ。」とか、もう言いたい放題の無責任な助言をします。

合格したとはいえ、こういったことを言う先輩には、自分がどんな要因で合格したのかなんてさっぱり分かっていません。また、自分が面接でどんなことを語り、それが他の受験者とどのように異なっていたのかを綿密に調べたわけでもありません。すべて勝手な思いつき、いい加減な想像なのです。

せっかく何かを教えてくれようとしている先輩ですから、先輩には、「アドバイス、ありがとうございます。」と笑顔でお礼を言って、数分後にはすぐにすべて忘れてください(微笑)。こんなアドバイスに従っていては、身の破滅です!!

でも、試験前になると、こういったいい加減な先輩のアドバイスにすがりつく人が続出します。なぜなら、先輩から「美術や音楽や体育は勉強しなくても合格するよ」と言われると、まだそれらの科目を勉強していなかった受験者は、「よかった。勉強しなくていいんだ。」と安心して、勉強せずに済ませられるからです。先輩が、「俺も6月は全然、勉強できなかったけど、合格したよ。」と言っているのを聞くと、「自分も6月はあまり勉強をしていないけれども、大丈夫。」と思ってしまいがちです。

こんな人は、不合格になります。必ず、不合格になります。自分に都合のいいアドバイスしか信じない人は、そもそも学問にも、教育にも、教師にも向いていません。だから、教採に合格することなんてありません。

2の「自分がやるべきことの優先順位をつけられないこと」はさらに深刻な問題です。

教育実習が忙しいから、教採の勉強ができない。

部活の指導が忙しいから、教採の準備ができない。

常勤講師(臨時採用講師)の仕事が忙しくて、教採の勉強ができない。

こんなのは全く話になりません。こういう人も、まず必ず不合格になりますし、私は、こういう人は、不合格になっても当然だと思います。

こういう人は、自分の中で優先順位が付けられない人です。

いつも「仕方がない」を言い訳にして、本当にやらなければならないことから逃げている人です。

教育実習が忙しいのは当たり前です。教育実習が6月にある人は、随分前から分かっていたはずです。教育実習前に何をやり、教育実習中には何をやるかを計画していなかったのなら、もうそれで終わりです。もし、本当に、教育実習中は、勉強ができないというのが事実であるのであれば、6月に教育実習が始まる前に、6月分の勉強をすべて、4月や5月に完了させておくべきです。それをしないで6月になって、教育実習中なので、勉強ができないと言い訳をしてもダメです。実は、こんな人は、ただ教採の勉強がしたくない、できないだけなのです。それを教育実習のせいにして、現実から逃げているだけです。

部活指導や、講師の人も同じです。部活指導や、学校での勤務には、あらかじめ決められた勤務時間があります。もちろん、「残業」をしなければいけないこともあるでしょうが、毎週、毎日、「残業」は強制されるものではありません。そこは、同僚の先生や管理職と上手く話し合って、一定の勉強時間を確保することはできます。必ずできます。なんとなれば、退勤時間に帰宅しても、それを止めることは誰にもできないでしょう。確かに、職場での人間関係を壊してはいけませんから、ある程度の配慮は必要ですが、教採前に、毎日夜11時まで学校で仕事をしているというのは、優先順位付けが全くできない人です。

いいですか。たとえ、あなたが臨時採用の講師の身で、今のポジションが臨時のものであっても、毎日、残業する姿を見せることでポイントを稼ごうと思ってもダメです。そんなことであなたの評価は向上しません。はっきり言います。あなたが今の環境から抜け出せる唯一の方法は、教採に合格して、正採用になることです。

教採に合格することがまずは最優先です。あとは、周囲の人との人間関係を壊さないように注意しながら、自分の時間を確保して、教採の準備をすることが必要です。

それができないという人がいます。どうしてもできないんだと主張する人がいます。私はできると思いますが、それでもできないと信じているのならやむを得ません。その人は教採には合格しません。そして、来年も同じく臨時採用の講師をして、同じ言い訳で同じように不合格になるでしょう。その繰り返しです。この連鎖を断ち切れないのなら、永遠に教採合格はありません。

3の「完璧主義に陥って全てがダメになるということ」も大事ですね。全てが完璧にできそうにないから、やらないでは、ダメなのです。

英語に次のような格言があります。

Done is better than perfect.

やり終えるということは、完璧を目指すより良い。

まずは、やってみることです。

「毎日1時間しか勉強できないから、もうしない」ではなく、1時間でもやることです。

私は、これからの2週間は、必ず毎日2時
間、勉強するように言っています。仮に、毎日2時間がどうしても取れなくても、1時間でも、1時間半でもやり続けることが重要です。2時間できないのなら、やらないではダメです。

ただ、これを言い訳にしないでくださいね。これから毎日、2時間以上勉強する人の合格可能性は、2時間未満の人と比べて、格段に高いはずです。このことは忘れずに!!

今日は、かなり厳しいことを言いました。

でも、不合格になる人は、必然的に不合格になっています。

そして、不合格になる人は、毎年、不合格になります。

言い訳する暇があるのなら、やるべきことをやれ!!

これが秘訣です。

言い訳する暇があるのなら、やるべきことをやれ!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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