受験する県によって、1次試験の実施日に違いはありますが、これからの2週間で何ができるかを賢く考えて、必ず合格を勝ち取れる準備をしていきましょう。
残された時間は2週間ということで、やるべきなのは、次の3つです。
1. 苦手科目(分野)でも簡単な問題は必ず解けるようになっておく。
2. これまでに用いた参考書や問題集を流し読みする。
3. 毎日必ず最低2時間の連続勉強時間を確保する。
あと2週間ですから、多くはできません。贅沢も言っていられません。最も効率的に合格を勝ち取る必要があります。そのための戦略がこの3つです。
もう少し詳しく説明しましょう。
1の「苦手科目(分野)でも簡単な問題は必ず解けるようになっておく」というのは、簡単に言えば、苦手科目(分野)を捨てないということです。例えば、音楽とか美術、物理とか地学とか、学習指導要領とか、どうしても苦手だという科目や分野もあるかもしれませんが、絶対に捨てないことです。教採で合格する秘訣は、ある科目や分野を意識的に捨てないということなのです。
なぜなら、教採の問題は基本的には簡単で難易度の低い問題が多いからです。それが得意科目であろうと、苦手科目であろうと、問題そのものは簡単なものが多いのです。ですから、簡単な問題は解けるようになっておくことが必要です。どんな科目であっても、誰でも解けるような簡単な問題が解けなかったら致命的です。これが不合格への第1歩なのです。
教採では、そんなに高度で、難しい問題(難易度の高い問題)が出題されたら、多くの人が正解できません。教採においては、難しい問題が解けなかったというのは、実は、あまり大きな失敗にはなりません。
教採で大変なことになるのは、一般教養や教職教養、そして、専門教養で、特定の科目や分野を捨てることです。誰でもできるような簡単な問題を自分だけできないというのが不合格への近道なのです。
難問は受験者の多くが解けないので、あなたが解けなくても不合格には直結しません。でも、基本的な問題で、他の人がみんな解ける問題をあなただけが解けないということになると、不合格まっしぐらです。
2の「これまでに用いた参考書や問題集を流し読みする」というのも重要なことですね。あと2週間ですから、とくに新しい参考書や問題集を買いに行かなくても構いません。これまで使ってきた参考書や問題集を全体的に流し読みしてください。
この「流し読み」というのが大事なのです。あと2週間ですから、もうこれ以上は、細かなことにこだわらず、全体を見てください。その科目の全体構造と、どんな項目があり、どんな内容があり、どんな問題に挑戦してきたかを流し読みするのです。このことが記憶の定着と理解の向上につながります。今から、新しい参考書でゼロから覚えるというのは無理です。(もちろん、まだ、やるべき参考書や問題集をやり終えていない人は、引き続き、新しい本もやってくださいね。)
これまでに用いて勉強した参考書や問題集を流し読みすることは、あと2週間で絶対にやるべきことです。これが合格を決めると言っても良いくらいです。
3の「毎日必ず最低2時間の連続勉強時間を確保する」も、必ずやっていただきたいことです。この2時間というのは、
(1) 必ず毎日、
(2) 連続して
を守ってくださいね。
必ず毎日というのは、日曜日に6時間するから今日と明日はお休みでは、絶対にダメだと言うことです。何があろうと、必ず毎日2時間を確保してください。他の日と代替しては行けません。これができると、教採の勉強に自信がつきます。習慣の力は偉大ですから、苦手分野も分かるようになります。これができない人は、不合格に近づきます。
連続して2時間というのは、隙間時間を利用して、15分、10分、20分の積み重ねで2時間ではダメですということです。もちろん、隙間時間を利用しての勉強も重要ですので、是非、おやりください。それはそれとして大事にして、2時間を連続して勉強してくださいということです。これから2週間、毎日、2時間という中断のない勉強時間を確保していくことが合格への秘訣です。
あと2週間、以上の3つを徹底すれば、合格を勝ち取ることができます。
教採を受験する皆さん、是非、合格を勝ち取ってくださいね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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