さて、その題名でも述べたように、「面接は、トップを取らなきゃ意味がない」についてお話しましょう。
今日は、難しい話より、先に、面白い喩えから入りますね!
私は常々、教員採用試験を恋愛に喩えています。
恋愛に喩えるとよく分かることが多いからです。
さて、皆さんが合コンに行くとします。
皆さんは、パートナーを見つけようと真剣だとします(微笑)。
合コンの場所に着きました。
男性10名、女性10名の合コンとします。
あなたは、男性の一人でも、女性の一人でも構いません。
自分の立場で考えてください。
あなたは合コンの会場を見まわします。
そして、あなたはきっと最も気に入った一人に目がロックオンされるでしょう。
それは、あなたのタイプかもしれない。
あるいは、最もイケメン、最も美人、最も可愛いといった基準かもしれない。
あなたはその人が気になります。
合コンは進みます。
食べ、飲み、話す中で、あなたは「品定め」をしていきます。
多くの場合、最初の印象が継続します。
「この子、かわいい。」
「この人、カッコいい。」
「この人、お金持ちそう(笑)。」
そんな最初の印象はかなり継続し、やはり、最初の印象の人がいいなあと思うことも多いものです。
でも、時には、意外な発見もあります。
「この子、話してみると意外に素敵だなあ。」
「この人、話すととても面白いし、すごく魅力的。」
「この人、話してみたら、本当は億万長者だった(笑)。」
という感じで、話すうちに、ものすごく好きになれそうな人を見つけることもあるでしょう。
でも、この合コンの話で重要なところは、結局、あなたの眼はだれか一人にロックオンするのです。
実は、これ、面接でも同じです。
確かに、教採には採用枠(定員)があるので、受験者のうち、定員までは合格します。
でも、面接で合格を決める人は、合コンの喩えのように、「この人は!!」、
「この人いいなあ!」という人なのです。
面接では、トップでなければ合格を決めることはできません。
ここでいうトップとは、上位10%くらいのことです。
もちろん、面接が上位10%でなくても、合格することはあります。
でも、その合格は面接で勝ち取ったものというよりは、その他の多くの要素が複合的に作用した合格です。
大学ブランド、経験、これまでの実績、筆記試験の得点などなど。
そういった総合力で他のライバルを凌駕できるのであれば、面接は平均以上くらいで合格は勝ち取れるでしょう。
総合力ではもしかすると他のライバルに劣るかもしれないという人は、面接でトップを取るしかありません。
もう一度、合コンの話に戻ります。
合コンでもいろいろな要素があるでしょう。
あまりイケメンでもなく、話もそんなに面白くなくても、乗っている車がフェラーリで、赤坂の高級マンションに一人暮らしで、フランス語ペラペラという人ならば、その総合力で(笑)、人気をさらうかもしれませんよね。
でも、そういう総合力がなければ、一点勝負・一発勝負です。
美人・イケメンか、あるいは、話してみてメチャメチャ面白いかのいずれかでしょう。
教採も同じです。
有名大学出身で、両親が校長で、部活動で全国制覇したことがあり、ボランティア活動で県知事に表彰されたくらいの総合力があれば、面接は普通以上くらいでOKです(笑)。
でも、自分はまあ普通の人間だというくらいの人なら、面接でトップを取る以外に教採合格の道はないと思ってください。
もちろん、筆記試験もあります、模擬授業もあります。それらも総合力の要素です。そちらで、ぶっちぎりの満点を取れるのであれば、是非、取ってください。
もし、それらで満点が取れないのであれば、面接でトップに立つのが合格への決め手となります。
私の過去何百人の教え子たちの多くは、面接でトップに立ってきました。
ある教え子は、個人面接の終了時に、面接官から次のように言われたそうです。
「私が5年以上も面接官をやっているのは、あなたのような人に出会いたかったからです。」
こんなことを面接官に言わせてしまうように、面接ではトップを取りたいものですね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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